次の方法で共有


Azure のレプリカ追加ウィザードの使用 (SQL Server)

Azure レプリカの追加ウィザードを使用すると、ハイブリッド IT で新しい Azure VM を作成し、新規または既存の AlwaysOn 可用性グループのセカンダリ レプリカとして構成できます。

始める前に

可用性グループに可用性レプリカを追加したことがない場合は、「AlwaysOn 可用性グループ (SQL Server)の前提条件、制限、推奨事項」 の「サーバー インスタンス」と「可用性グループとレプリカ」セクションを参照してください。

前提条件

  • 現在のプライマリ レプリカをホストするサーバー インスタンスに接続されている必要があります。

  • オンプレミスのサブネットに Azure とのサイト間 VPN があるハイブリッド IT 環境が必要です。 詳細については、「 管理ポータルでのサイト間 VPN の構成」を参照してください。

  • 可用性グループに、内部設置型可用性レプリカが含まれている必要があります。

  • 可用性グループ リスナーに対するクライアントで、可用性グループが Azure レプリカにフェールオーバーした場合にリスナーとの接続を維持するには、インターネット接続が必要です。

  • 初期データの完全同期を使用するための前提条件 ウィザードでのバックアップの作成およびバックアップへのアクセスには、ネットワーク共有を指定する必要があります。 プライマリ レプリカでは、 データベース エンジン の起動に使用するアカウントにネットワーク共有での読み取り/書き込みファイルシステム権限が必要です。 セカンダリ レプリカでは、アカウントは、ネットワーク共有に対する読み取り権限を持つ必要があります。

    ウィザードを使用して初期データの完全同期を実行できない場合は、セカンダリ データベースを手動で準備する必要があります。 これは、ウィザードの実行前でも実行後でもかまいません。 詳細については、可用性グループに対する手動でのセカンダリ データベースの準備 (SQL Server) に関するページを参照してください。

セキュリティ

アクセス許可

Security」を参照してください。

Azure のレプリカ追加ウィザードの使用 (SQL Server Management Studio)

Azure のレプリカ追加ウィザードは、 [レプリカの指定] ページから起動できます。 このページを開くには、次の 2 つの方法があります。

Azure のレプリカ追加ウィザードを起動したら、次の手順を行います。

  1. まず、Azure サブスクリプションの管理証明書をダウンロードします。 [ダウンロード] をクリックして、サインイン ページを開きます。

  2. サインイン ページで、Azure サブスクリプションにサインインします。 サインインすると、ローカル コンピューターに管理証明書がインストールされます。 ウィザードを再度使用する場合は、この管理証明書が自動的に読み込まれます。 複数の管理証明書をダウンロードした場合は、 [...] ボタンをクリックして、使用する管理証明書を選択します。

  3. 次に、 [接続]をクリックしてサブスクリプションに接続します。 接続すると、[仮想ネットワーク][仮想ネットワーク サブネット] などの Azure のパラメーターがドロップダウン リストに設定されます。

  4. 新しいセカンダリ レプリカをホストする Azure VM の設定を指定します。

    Image
    Azure VM に使用する SQL Server イメージの名前

    VM サイズ
    Azure VM のサイズ

    VM 名
    Azure VM の DNS 名

    [VM ユーザー名]
    Azure VM の既定の管理者のユーザー名

    [VM 管理者パスワード] (および [パスワードの確認入力])
    Azure VM の既定の管理者のパスワード

    Virtual Network
    Azure VM を配置する仮想ネットワーク

    [仮想ネットワーク サブネット]
    Azure VM を配置する仮想ネットワーク サブネット

    [ドメイン]
    Azure VM を参加させる Active Directory (AD) ドメイン

    ドメイン ユーザー名
    Azure VM をドメインに参加させるために使用される AD ユーザー名

    Password
    Azure VM をドメインに参加させるために使用されるパスワード

  5. [OK] をクリックして設定をコミットし、Azure のレプリカ追加ウィザードを終了します。

  6. 新しいレプリカの場合と同じように、 [レプリカの指定] ページ で残りの構成手順を行います。

    可用性グループ ウィザードまたは可用性グループへのレプリカの追加ウィザードが完了すると、構成プロセスによって Azure のすべての操作が実行され、新しい VM が作成され、AD ドメインに参加し、Windows クラスターに追加され、AlwaysOn 高可用性が有効になり、新しいレプリカが可用性グループに追加されます。

Related Tasks

参照

AlwaysOn 可用性グループの概要 (SQL Server)
AlwaysOn 可用性グループの前提条件、制限事項、および推奨事項 (SQL Server)
可用性グループへのセカンダリ レプリカの追加 (SQL Server)