CLR 統合の有効化
CLR (共通言語ランタイム) 統合機能は既定では無効になっているので、CLR 統合を使用して実装されるオブジェクトを使用するには、この機能を有効にする必要があります。 CLR 統合を有効にするには、sp_configure ストアド プロシージャの clr enabled オプションを使用します。
sp_configure 'show advanced options', 1;
GO
RECONFIGURE;
GO
sp_configure 'clr enabled', 1;
GO
RECONFIGURE;
GO
CLR の統合を無効にするには、 clr enabled オプションを 0 に設定します。 CLR 統合を無効にすると、SQL Server ではすべての CLR ルーチンの実行が停止され、すべてのアプリケーション ドメインがアンロードされます。
Note
CLR 統合を有効にするには、ALTER SETTINGS サーバー レベルのアクセス許可が必要です。このアクセス許可は、 sysadmin および serveradmin 固定サーバー ロールのメンバーによって暗黙的に保持されます。
Note
コンピューターを構成しているメモリ サイズとプロセッサ数が非常に大きい場合、SQL Server の CLR 統合機能をサーバーの起動時に読み込めないことがあります。 この問題に対処するには、-gmemory_to_reserve SQL Server サービスのスタートアップ オプションを使用してサーバーを起動し、十分な大きさのメモリ値を指定します。 詳細については、「 データベース エンジン サービスのスタートアップ オプション」を参照してください。
Note
簡易プーリングでは、共通言語ランタイム (CLR) の実行はサポートされていません。 CLR 統合を有効にする前に、簡易プーリングを無効にする必要があります。 詳細については、「 lightweight pooling Server Configuration Option」を参照してください。
参照
sp_configure (Transact-SQL)
clr enabled サーバー構成オプション
RECONFIGURE (Transact-SQL)
GRANT (Transact-SQL)
サーバーレベルのロール