DataSources コレクションと DataSets コレクションの参照 (レポート ビルダーおよび SSRS)
DataSources
コレクションは、レポートで使用されているすべてのデータ ソースを表します。 同様に、DataSets
コレクションは、レポート内のすべてのデータ ソースのデータセットすべてを表します。 参照するデータ ソース別に構成されているレポート データセットの階層ビューを表示するには、 [レポート データ] ペインを使用します。 これらのコレクションへの参照を含めても、レポートをプレビューしたときには値が表示されません。 このコレクションを使用できるのは、レポートがレポート サーバーにパブリッシュされた後だけです。
注意
SQL Server データ ツールのレポート ビルダーまたはレポート デザイナーを使用して、レポート定義 (.rdl) を作成および変更できます。 これらの作成環境では、レポートおよび関連アイテムの作成方法、開く方法、および保存方法が異なります。 詳細については、「microsoft.com で Web 上のレポート デザイナーおよびReport Builder (SSRS) でレポートを設計する」を参照してください。
DataSources
DataSources
コレクションは、パブリッシュ済みレポート定義で参照されるデータ ソースを表します。 この情報をレポートに含め、レポート データのソースを説明することもできます。 このコレクションは、 プレビュー モードでは使用できません。 次の表では、DataSources
コレクション内の変数について説明します。
Variable | Type |
説明 |
---|---|---|
DataSourceReference |
String |
レポート サーバー上のデータ ソース定義の完全パスです。 たとえば、レポートでレポート履歴の一部として使用されたすべてのデータ ソースの一覧を含める場合があります。 次の例では、AdventureWorks2012 という名前のデータ ソースの完全パスを示します。/DataSources/AdventureWorks2012 . |
Type |
String |
データ ソースのデータ プロバイダーの種類です。 たとえば、「 SQL 」のように入力します。 |
DataSets
DataSets
コレクションは、レポート定義で参照されるデータセットを表します。 レポートのクエリをテキスト ボックスに含めて、レポート内のデータに関心を持っているユーザーが元のコマンド テキストを参照できるようにすることもできます。 このコレクションは、 プレビュー モードでは使用できません。 次の表では、DataSets
コレクションのメンバーについて説明します。
メンバー | Type |
説明 |
---|---|---|
CommandText |
String |
データベース データ ソースの場合、これはデータ ソースからデータを取得するために使用するクエリです。 クエリが式の場合は、評価済みの式になります。 |
RewrittenCommandText |
String |
データ プロバイダーの展開された CommandText 値。 これは通常、レポート パラメーターにマップされたクエリ パラメーターと共にレポートに使用されます。 コマンド テキスト パラメーター参照を、マップされたレポート パラメーターに対して選択された定数値に展開する場合、データ プロバイダーがこのプロパティを設定します。 |
クエリ式の使用
式を使用して、データセットに含まれているクエリを定義できます。 この機能を使用して、ユーザーからの入力や他のデータセットのデータ、その他の変数によりクエリが変化するようにレポートをデザインできます。 クエリについては、「レポート埋め込みデータセットと共有データセット (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。