RowNumber 関数 (レポート ビルダーおよび SSRS)
指定されたスコープの実行中の行数を返します。
Note
SQL Server データ ツールのレポート ビルダーまたはレポート デザイナーを使用して、レポート定義 (.rdl) を作成および変更できます。 これらの作成環境では、レポートおよび関連アイテムの作成方法、開く方法、および保存方法が異なります。 詳細については、「microsoft.com で Web 上のレポート デザイナーおよびReport Builder (SSRS) でレポートを設計する」を参照してください。
構文
RowNumber(scope)
パラメーター
スコープ (scope)
(String) 行数を評価するコンテキストを指定する、データセット、データ領域、またはグループの名前、または null (Nothing Visual Basic の場合)。 Nothing は、最も外側のコンテキスト (通常はレポート データセット) を示します。
解説
RowNumberは、RunningValue が集計関数の実行値を返すのと同様に、指定されたスコープ内の行数の実行値を返します。 スコープを指定すると、行数を 1 にリセットするタイミングが指定されます。
scope には、式を指定することはできません。 scope には、コンテナー スコープを指定する必要があります。 一般的なスコープは、外側から内側の順に、レポート データセット、データ領域、行グループまたは列グループです。
列全体で値を増分するには、列グループの名前であるスコープを指定します。 行の下方向に向かって数を増分するには、行グループの名前であるスコープを指定します。
Note
行グループと列グループの両方を指定する複数の集計を含めた式はサポートされていません。
詳細については、「集計関数リファレンス (レポート ビルダーおよび SSRS)」および「合計、集計、および組み込みコレクションの式のスコープ (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
コード例
Tablix データ領域の詳細行の BackgroundColor プロパティに使用できる式を次に示します。この式では、各グループの詳細行の色を交互に設定し、常に先頭が白になるようにしています。
=IIF(RowNumber("GroupbyCategory") Mod 2, "White", "PaleGreen")
参照
レポートでの式の使用 (レポート ビルダーおよび SSRS)
式の例 (レポート ビルダーおよび SSRS)
式で使用されるデータ型 (レポート ビルダーおよび SSRS)
合計、集計、および組み込みコレクションの式のスコープ (レポート ビルダーおよび SSRS)