ADO.NET 接続マネージャ
更新 : 2006 年 12 月 12 日
ADO.NET 接続マネージャを使用すると、パッケージは .NET プロバイダを使用してデータ ソースにアクセスできます。この接続マネージャは通常、Microsoft SQL Server 2005 などのデータ ソースへのアクセスに使用されます。また、C# などの言語を使用してマネージ コードに記述されたカスタム タスク内で、OLE DB や XML を介して公開されているデータ ソースにもアクセスできます。
ADO.NET 接続マネージャをパッケージに追加すると、SQL Server 2005 Integration Services (SSIS) は、実行時に ADO.NET 接続として解決される接続マネージャを作成し、接続マネージャのプロパティを設定し、接続マネージャをパッケージの Connections コレクションに追加します。
接続マネージャの ConnectionManagerType プロパティは、ADO.NET に設定されます。ConnectionManagerType の値には、接続マネージャが使用する .NET プロバイダの名前を含めることができます。
ADO.NET 接続マネージャは、次の方法で構成できます。
- 選択した .NET プロバイダの要件を満たすように構成された、特定の接続文字列を指定します。
- プロパイダによっては、接続先のデータ ソースの名前を指定します。
- 選択したプロバイダに適したセキュリティ資格情報を指定します。
- 接続マネージャから作成される接続を、実行時に保持するかどうかを指定します。
ADO.NET 接続マネージャの多くの構成オプションは、接続マネージャが使用する .NET プロバイダによって異なります。
ADO.NET 接続マネージャのトラブルシューティング
Microsoft SQL Server 2005 Service Pack 2 (SP2) からは、ADO.NET 接続マネージャによる外部データ プロバイダの呼び出しをログに記録できるようになりました。この新しいログ機能を使用すると、ADO.NET 接続マネージャによる外部データ ソースへの接続に関するトラブルシューティングを行えます。ADO.NET 接続マネージャによる外部データ プロバイダの呼び出しのログを記録するには、パッケージ ログ記録を有効にして、パッケージ レベルで Diagnostic イベントを選択する必要があります。詳細については、「パッケージ実行のトラブルシューティング」を参照してください。
ADO.NET 接続マネージャの構成
プロパティを設定するには SSIS デザイナから行うか、またはプログラムによって設定します。
SSIS デザイナで設定できるプロパティの詳細については、次のトピックのいずれかを参照してください。
プログラムによる接続マネージャの構成の詳細については、「ConnectionManager」および「プログラムによる接続の追加」を参照してください。
参照
その他の技術情報
ヘルプおよび情報
変更履歴
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2006 年 12 月 12 日 |
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