データ処理拡張機能ライブラリの作成
作成する各 SQL Server 2005 Reporting Services (SSRS) データ処理拡張機能は、一意の名前空間に割り当てられ、ライブラリまたはアセンブリ ファイルに組み込まれている必要があります。名前空間の名前そのものは特に重要ではありませんが、名前は一意でなければならず、他の拡張機能と共有することはできません。Reporting Services と共に出荷されるデータ処理拡張機能では、名前空間 Microsoft.ReportingServices.DataProcessing が使用されています。独自のデータ処理拡張機能を使用する場合は、重複しない一意な名前空間を作成してください。
次の例は、Reporting Services データ処理拡張機能を開始するためのコードを示しています。データ処理インターフェイスとユーティリティ クラスを含む名前空間を使用しています。
Imports System
Imports Microsoft.ReportingServices.DataProcessing
Imports Microsoft.ReportingServices.Interfaces
Namespace CompanyName.ExtensionName
...
using System;
using Microsoft.ReportingServices.DataProcessing;
using Microsoft.ReportingServices.Interfaces;
namespace CompanyName.ExtensionName
{
...
Reporting Services データ処理拡張機能をコンパイルする場合は、コンパイラに Microsoft.ReportingServices.Interfaces.dll への参照を指定する必要があります。データ処理拡張機能のインターフェイスはそこに格納されているためです。Microsoft.ReportingServices.DataProcessing 名前空間は、データ処理拡張機能インターフェイスを実装するために必要です。Microsoft.ReportingServices.Interfaces 名前空間は、IExtension インターフェイスを実装するために必要です。たとえば、Reporting Services データ処理拡張機能を実装するための C# コードを含むすべてのファイルが、拡張子が .cs である 1 つのディレクトリに格納されている場合、CompanyName.ExtensionName.dll に格納されたファイルをコンパイルするために、ディレクトリから次のコマンドが発行されます。
csc /t:library /out:CompanyName.ExtensionName.dll *.cs /r:System.dll /r:Microsoft.ReportingServices.Interfaces.dll
次のコード例は、拡張子 .vb が付く Microsoft Visual Basic ファイルに使用されるコマンドを示しています。
vbc /t:library /out:CompanyName.ExtensionName.dll *.vb /r:System.dll /r:Microsoft.ReportingServices.Interfaces.dll
メモ : |
---|
Visual Studio を使用して、配信拡張機能を設計、開発、および構築することもできます。Visual Studio でのアセンブリ開発の詳細については、Visual Studio ドキュメントを参照してください。 |
参照
関連項目
その他の技術情報
Reporting Services の拡張機能
データ処理拡張機能の実装