既定のテーブル名の変更
データ ソース ビューに追加したテーブルとビューのメタデータは、基になるデータ ソースの該当するオブジェクトのメタデータから取得されます。Business Intelligence Development Studio では、データ ソース ビューのオブジェクトのメタデータを使用して、ディメンション、属性、およびメジャー グループが定義されます。ただし、BI Development Studio では、オブジェクトの Name プロパティではなく、FriendlyName プロパティが使用されます。データ ソース ビューのオブジェクトの FriendlyName プロパティ値を変更することにより、データ ソース ビューからディメンション オブジェクトやキューブ オブジェクトを作成する際、これらのオブジェクトにわかりやすい名前が割り当てられるようになります。これらのオブジェクト名は、定義した後も変更することができます。詳細については、「データ ソース ビューの操作 (Analysis Services)」および「データ ソース ビューにおけるデータ ソース ビュー、DataTable、および DataColumn プロパティの表示または変更」を参照してください。
次の実習では、Adventure Works DW データ ソース ビューに追加した各テーブルの表示名から "dim" プレフィックスと "fact" プレフィックスを削除して、わかりやすい名前にします。これにより、次のレッスンで定義するキューブ オブジェクトとディメンション オブジェクトが使いやすくなります。
メモ : |
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使いやすさをさらに向上するため、列の表示名を変更して、計算列を定義し、データ ソース ビューのテーブルやビューを結合します。このチュートリアルのこの後のレッスンでは、以上の操作方法について学習します。 |
テーブルの既定の名前を変更するには
データ ソース ビュー デザイナのダイアグラム ペインで、FactInternetSales テーブルを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
非表示になっていた [プロパティ] ペインが開き、Adventure Works Tutorial データ ソース ビューの FactInternetSales オブジェクトのプロパティが表示されます。
[プロパティ] ウィンドウのタイトル バーにある [自動的に隠す] ボタンをクリックします。これにより、[プロパティ] ウィンドウが表示されたままになります。
データ ソース ビューの各テーブルのプロパティを変更するときは、[プロパティ] ウィンドウを開いたままにしておくと便利です。[自動的に隠す] ボタンをクリックしてウィンドウを開いたまま固定しておかないと、ダイアグラム ペイン内の別のオブジェクトをクリックしたときに [プロパティ] ウィンドウが閉じてしまいます。
FactInternetSales オブジェクトの FriendlyName プロパティをクリックして、「InternetSales」と入力します。
FriendlyName 以外のセルをクリックすると、変更が適用されます。次のレッスンでは、このファクト テーブルを基にしてメジャー グループを定義します。このレッスンで表示名を変更したので、次に作成するファクト テーブルの名前も FactInternetSales ではなく InternetSales になります。
[テーブル] ペインで [dbo.DimProduct] をクリックし、[ダイアグラム] ペインで DimProduct をクリックします。または、[プロパティ] ウィンドウの一覧から [dbo.DimProduct DataTable] を選択します。次に、FriendlyName プロパティを Product に変更します。
次のレッスンでは、DimProduct テーブルを基にしてディメンションを定義します。この手順で表示名を変更したので、次に作成するディメンションの名前も DimProduct ではなく Product になります。
データ ソース ビューの他のテーブルについても、同じ方法で FriendlyName プロパティを変更します。つまり、"Dim" プレフィックスを取り除きます。
操作が完了したら、[自動的に隠す] ボタンをクリックして、[プロパティ] ウィンドウを再び非表示にします。
次の図は、変更後の新しいオブジェクト名が表示された、データ ソース ビュー デザイナのデータ ソース ビューです。
BI Development Studio の [ファイル] メニューまたはツール バーで、[すべてを保存] をクリックします。
Analysis Services Tutorial プロジェクトに対するこの時点までの変更が保存されました。ここでチュートリアルを終了しても、後でこの続きから再開できます。
ここでは、データ ソース ビューに追加したテーブルの既定の名前を変更しました。これで、これらのテーブルを基にして定義するディメンションとメジャー グループの使いやすさが向上します。
メモ : |
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レッスン 1 の操作内容が反映されたプロジェクトを入手するには、サンプルの最新版をダウンロードしてインストールしてください。詳細については、「サンプルのインストール」の「サンプルの最新版の入手」を参照してください。 |
次のレッスン
参照
その他の技術情報
データ ソース ビューの操作 (Analysis Services)
データ ソース ビューにおけるデータ ソース ビュー、DataTable、および DataColumn プロパティの表示または変更