Stretch Database の制限事項
適用対象: SQL Server 2016 (13.x) 以降 - Windows のみ
重要
拡張データベースは、SQL Server 2022 (16.x) および Azure SQL Database では非推奨になります。 この機能は、データベース エンジンの将来のバージョンで削除される予定です。 新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正することを検討してください。
Stretch に対応するテーブルの制限事項について、さらに、テーブルの Stretch の有効化を現在阻止している制限事項について説明します。
Stretch に対応するテーブルの制限事項
Stretch に対応するテーブルには次の制限事項があります。
制約
- 移行データが含まれている Azure テーブルでは、UNIQUE 制約および PRIMARY KEY 制約に一意性は適用されません。
DML 操作
Stretch に対応するテーブルまたは Stretch に対応するテーブルを含むビューでは、移行された行または移行対象の行に対して UPDATE 操作または DELETE 操作を実行することはできません。
リンク サーバー上の Stretch に対応するテーブルに対して行の INSERT 操作を実行することはできません。
インデックス
Stretch に対応するテーブルを含むビューのインデックスを作成することはできません。
SQL Server インデックスのフィルターは、リモート テーブルには反映されません。
テーブルの Stretch の有効化を現在妨げている制限事項
現在のところ、次のアイテムによって、テーブルの Stretch の有効化は妨げられています。
テーブルのプロパティ
列の数が 1,023 個を上回り、インデックスの数が 998 個を上回っているテーブル
FILESTREAM データが含まれる FileTables またはテーブル
レプリケートされているテーブル、または変更の追跡または変更データ キャプチャがアクティブに使用されているテーブル
メモリ最適化テーブル
データ型
- text、ntext、image
- timestamp
- sql_variant
- xml
- geometry、geography、hierarchyid、および CLR のユーザー定義型を含む CLR データ型
列の型
COLUMN_SET
計算列
制約
既定の制約と CHECK 制約
テーブルを参照する外部キー制約。 親子関係 (たとえば、Order と Order_Detail) では、子テーブル (Order_Detail) の Stretch は有効にできますが、親テーブル (Order) の Stretch は有効にできません。
インデックス
フルテキスト インデックス
XML インデックス数
空間インデックス
テーブルを参照するインデックス付きビュー