ReportViewer タスクのスマートタグパネルの使用

[アーティクル]
09/17/2008

ReportViewer タスクのスマートタグパネルは、ReportViewer Web サーバーコントロールと Windows フォームコントロールで利用でき、次の操作を行うことができます。

既存のクライアントまたはサーバーレポートを選択し、コントロールで使用する。
新しいレポートをデザインする。
データソースを選択し、データソースバインドを更新する。バインドを作成した後に、データセットまたはレポートを変更する場合、またはサーバーレポート定義 (.rdl) ファイルをクライアントレポート定義 (.rdlc) ファイルに変換する場合は、データソースを選択および更新する必要があります。詳細については、「データソース参照の更新および再バインド (Visual Studio レポートデザイナ)」を参照してください。

ReportViewer タスクのスマートタグパネルは、状況依存です。タスクは、コントロールの種類と、サーバーまたはクライアント側のどちらのレポートを使用しているかによって変わります。Windows フォームコントロールを使用する場合は、[親コンテナにドッキングする] タスクも提供されます。

ReportViewer タスクのスマートタグパネルにアクセスするには、ツールボックスの [データ] セクションから ReportViewer コントロールをフォームまたは Web ページにドラッグし、コントロールの右上にある小さな三角形をクリックします。このトピックの後半にある図に、スマートタグパネルの例を示します。

ReportViewer タスクの概要

次の表では、選択できるすべてのタスクについて説明します。

タスク	説明
[レポートの選択]	プロジェクトから既存の .rdlc ファイルを選択するか、[サーバーレポート] を選択して、レポートサーバーでパブリッシュされたレポートを選択します。コントロールのインスタンスごとに 1 つだけファイルを選択できます。レポートを選択すると、コードが自動的に生成され、プロジェクトのデータソースのインスタンスが作成されて、データソースがコントロールにバインドされます。レポートによって使用されるデータソースに関する情報は、レポート定義に埋め込まれます。後でデータソースを変更またはレポートを更新して別のデータソースを使用する場合は、データバインドコードを更新する必要があります。ReportViewer タスクのスマートタグパネルのタスクを使用して、更新したコードを生成できます。
[データソースの選択]	レポートにデータセットを指定するプロジェクトの既存のデータソースを選択します。このタスクを使用して、コントロールを更新して新しいデータセットを使用できます。
[データソースの再バインド]	データセットまたはレポートを変更した場合は、コントロールのデータバインドを更新します。
[レポートサーバーの URL]	サーバーレポートの場合は、レポートサーバーへの URL を指定します。
[レポートパス]	サーバーレポートの場合は、レポートの名前と場所を指定します。レポートパスには、レポートサーバーの名前空間に仮想フォルダが含まれており、レポートサーバーに格納されているレポートを処理するのに使用されます。フォルダパスには URL アクセスパラメータを使用できません。レポートパスは、最初にスラッシュ ( / ) を付ける必要があります。
[新しいレポートをデザインします]	グラフィックデザインモードで新しい空のレポートテンプレートを開き、プロジェクトにレポート (.rdlc) アイテムを追加します。クライアントレポート定義 (.rdlc) ファイルのみを作成できます。サーバーレポートを作成するには、SQL Server Reporting Services のレポートデザイナを使用する必要があります。
[親コンテナにドッキングする]	ReportViewer Windows フォームコントロールの場合は、コントロールを展開して、フォームで使用できるすべてのスペースを使用します。
[親コンテナでドッキングを解除する]	コントロールのサイズを小さくします。

サーバーレポートの ReportViewer タスク

ReportViewer タスクのスマートタグパネルには、サーバーレポートを選択するためのオプションが含まれます。サーバーレポートは、パブリッシュされたレポート定義で、Microsoft SQL Server 2005 Reporting Services レポートサーバーで実行されます。[サーバーレポート] オプションでは、次の図に示すように、サーバーインスタンスとレポートへのパスを指定する必要があります。

Windows フォームコントロールのスマートタグ