System.DirectoryServices.Protocols 名前空間の概要
System.DirectoryServices.Protocols 名前空間は、ライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル (LDAP) Version 3.0 (V3) とディレクトリ サービス マークアップ言語 (DSML) Version 2.0 (V2) 標準を使用した、プログラムによるディレクトリ サービスへのアクセスと管理を提供します。System.DirectoryServices.Protocols System.DirectoryServices.Protocols は、マネージ LDAP プログラミングの高レベルの制御と高いパフォーマンスを提供します。System.DirectoryServices.Protocols 名前空間を使用して記述した LDAP アプリケーションは、少し変更を加えるだけで DSML に移植できます。
LDAP は、TCP/IP スタック上のレイヤで実行されるディレクトリ サービス プロトコルです。これは、インターネット ディレクトリへの接続、検索、および変更に使用される機構を提供します。LDAP ディレクトリ サービスは、クライアント サーバーモデルを基にしています。LDAP の目的は、既存のディレクトリへのアクセスを可能にすることです。
DSML は、OASIS (Organization for the Advancement of Structured Information Standards) によって確立された標準です。DSML V2 は、ディレクトリのクエリおよび更新を表現するメソッドと、これらの操作の結果を XML ドキュメントで提供します。DSML V2 は、DSML V1 のスーパーセットではありません。System.DirectoryServices.Protocols は DSML V1 をサポートしていません。
SDS.Protocols API を使用したプログラミングの概念、実践、およびガイドラインについては、概念を説明したこのドキュメントの他に、MSDN ライブラリの「Introduction to System.DirectoryServices.Protocols」ホワイトペーパーにも説明されています。
目的
System.DirectoryServices.Protocols 名前空間は、マネージ コード開発プロジェクトに LDAP プロトコルまたは DSML マークアップ言語メソッドが必要な場合に使用されます。
対象となる開発者
System.DirectoryServices.Protocols 名前空間は、Visual Basic .NET または C# を使用した .NET Framework プログラミングに精通しているアプリケーション開発者による使用を意図しています。ディレクトリ サービスのプログラミングの知識、つまり経験があることも推奨されます。
実行時の要件
System.DirectoryServices.Protocols は、Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、および Windows Server 2008 でサポートされています。
関連項目
リファレンス
System.DirectoryServices.Protocols
Send comments about this topic to Microsoft.
Copyright © 2008 by Microsoft Corporation. All rights reserved.