TimeString プロパティ
更新 : 2007 年 11 月
システムに従った現在の時刻を表す文字列型 (String) の値を取得または設定します。
Public Property TimeString As String
例外
例外の種類 |
エラー番号 |
条件 |
---|---|---|
TimeString の値を設定する形式が無効です。 |
非構造化エラー処理を使用する Visual Basic 6.0 アプリケーションをアップグレードする場合は、「エラー番号」列を参照してください(エラー番号を Number プロパティ (Err オブジェクト) と照らし合わせます)。しかし、可能な限り、このエラー処理は Visual Basic の構造化例外処理の概要 で置き換えてください。
解説
TimeString は、システム時刻を常に "HH:mm:ss" として返します。これは 24 時間形式です。この形式はカルチャが異なっても同じです。つまり、コントロール パネルの [地域のオプション] を変更しても変わりません。
現在のシステム日付を文字列型 (String) として取得または設定するには、DateString プロパティ を使用します。
現在のシステムの日付または時刻を、使用しているロケールの形式またはカスタムの形式で取得するには、Format 関数 で Now プロパティ を使用して、定義済みの日付/時刻書式 (Format 関数) または ユーザー定義の日付/時刻書式 (Format 関数) を指定します。次にコード例を示します。
MsgBox("The formatted time is " & Format(Now, "hh.mm.ss.fff tt"))
文字列型 (Date) としての現在のシステム時刻にアクセスするには、TimeOfDay プロパティ を使用します。
セキュリティに関するメモ : |
---|
システムの日付または時刻を設定するにはアンマネージ コード アクセス許可が必要です。ただし、部分的に信頼されている状況でこの許可を使用すると、プログラムの実行に影響を及ぼす場合があります。詳細については、「SecurityPermission」および「コード アクセス許可」を参照してください。 |
使用例
次の例は、TimeString プロパティを使って、現在のシステムの時刻を表示します。
MsgBox("The current time is " & TimeString)
必要条件
名前空間 : Microsoft.VisualBasic
モジュール : DateAndTime
**アセンブリ :**Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)
TimeString はクラスではなくモジュールのメンバであるため、TimeString にアクセスするためのオブジェクトを作成する必要はありません。
スマート デバイス開発者のためのメモ
TimeString プロパティでは、システム時刻を取得できますが設定はできません。