一般的なウィンドウ作成順序
子ウィンドウなどの独自のウィンドウを作成する手順は、「ドキュメントおよびビューの作成」で説明した手順とほとんど同じです。
MFC で用意されているすべてのウィンドウ クラスは、2 段階で構築されます。 まず、C++ の new 演算子を呼び出すと、コンストラクターが C++ オブジェクトを割り当て、初期化します。ただし、対応する Windows のウィンドウは作成しません。 したがって、次にウィンドウ オブジェクトの Create メンバー関数を呼び出して作成します。
Create メンバー関数は Windows のウィンドウを作成し、その HWND を C++ オブジェクトのパブリック データ メンバー m_hWnd に格納します。 Create では、作成用のパラメーターを柔軟に指定できます。 Create を呼び出す前に、AfxRegisterWndClass を使ってウィンドウ クラスを登録すると、フレームのアイコンやクラスのスタイルを設定できます。
フレーム ウィンドウの場合は、Create の代わりに LoadFrame メンバー関数を使用できます。 LoadFrame では、より少ないパラメーターで Windows のウィンドウが作成されます。 この関数は、フレームのキャプション、アイコン、アクセラレータ テーブル、メニューなどの既定値をリソースから得ます。
注意
アイコン、アクセラレータ テーブル、メニューなどのリソースは、LoadFrame によって読み込まれるためには、IDR_MAINFRAME などの共通のリソース ID を持つ必要があります。