CDBException::m_strStateNativeOrigin
例外の原因を説明する文字列を保持します。
解説
文字列の形式は "State:%s,Native:%ld,Origin:%s" です。それぞれのフォーマット コードは次の値に置き変わります。
SQLSTATE。ODBC 関数 SQLError のパラメーター szSqlState に返される NULL で終わる 5 文字のエラー コードです。 SQLSTATE 値の一覧は、「ODBC Programmer's Reference」の付録「ODBC Error Codes」を参照してください。 例:"S0022"します。
データ ソース固有のネイティブなエラー コード。SQLError 関数のパラメーター pfNativeError に返されます。 例:207.
SQLError 関数のパラメーター szErrorMsg に返されるエラー メッセージ文字列。 このメッセージはそれぞれのかっこで囲まれた複数の名前から構成されます。 エラーがその発生元からユーザーに渡されるときに、ODBC の各構成要素 (データ ソース、ドライバー、ドライバー マネージャー) の名前が追加されます。 この情報はエラーの原因を突き止める手助けとなります。 例:[Microsoft][ODBC SQL Server Driver][SQL Server]
フレームワークはエラー文字列を解釈して、その構成要素を m_strStateNativeOrigin に置きます。m_strStateNativeOrigin に複数のエラーを入れるときは、エラーを改行で区切ります。 フレームワークは人間が判読できるエラー テキストを m_strError に置きます。
この文字列の作成に使うコードの追加情報については、「ODBC Programmer's Reference」の SQLError 関数を参照してください。
使用例
ODBC から。「状態: S0022、ネイティブ: 207、起源: [Microsoft] [ODBC SQL Server Driver] [SQL Server] 無効な列名 'ColName'」
M_strStateNativeOrigin:「状態: S0022、ネイティブ: 207、起源: [Microsoft] [ODBC SQL Server Driver] [SQL Server]」
M_strError:[無効な列名 'ColName']
要件
**ヘッダー:**afxdb.h