COLORADJUSTMENT 構造体
COLORADJUSTMENT 構造体は、StretchBlt モードが HALFTONE のときに、Windows の StretchBlt 関数と StretchDIBits 関数で使われるカラー調整値を定義します。
typedef struct tagCOLORADJUSTMENT { /* ca */
WORD caSize;
WORD caFlags;
WORD caIlluminantIndex;
WORD caRedGamma;
WORD caGreenGamma;
WORD caBlueGamma;
WORD caReferenceBlack;
WORD caReferenceWhite;
SHORT caContrast;
SHORT caBrightness;
SHORT caColorfulness;
SHORT caRedGreenTint;
} COLORADJUSTMENT;
パラメーター
caSize
構造体のサイズをバイト単位で指定します。caFlags
出力イメージを準備する方法を指定します。 このメンバーには、NULL または次の値を組み合わせることができます。CA_NEGATIVE オリジナルのイメージを反転表示するように指定します。
CA_LOG_FILTER 対数関数が出力カラーの最終濃度に適用されるように指定します。 この指定により、輝度が低いときに色のコントラストが増加します。
caIlluminantIndex
イメージ オブジェクトが表示される環境下での光源の輝度を指定します。 このメンバーには次の値のいずれかを設定します。ILLUMINANT_EQUAL_ENERGY
ILLUMINANT_A
ILLUMINANT_B
ILLUMINANT_C
ILLUMINANT_D50
ILLUMINANT_D55
ILLUMINANT_D65
ILLUMINANT_D75
ILLUMINANT_F2
ILLUMINANT_TURNGSTEN
ILLUMINANT_DAYLIGHT
ILLUMINANT_FLUORESCENT
ILLUMINANT_NTSC
caRedGamma
ソース カラーの原色の赤の n 次ガンマ補正値を指定します。 値は、2,500 から 65,000 の範囲にする必要があります。 値 10,000 はガンマ補正をしないことを意味します。caGreenGamma
ソース カラーの原色の緑の n 次ガンマ補正値を指定します。 値は、2,500 から 65,000 の範囲にする必要があります。 値 10,000 はガンマ補正をしないことを意味します。caBlueGamma
ソース カラーの原色の青の n 次ガンマ補正値を指定します。 値は、2,500 から 65,000 の範囲にする必要があります。 値 10,000 はガンマ補正をしないことを意味します。caReferenceBlack
ソース カラーのブラック リファレンスを指定します。 これよりも暗い色はすべて黒と見なします。 値は、0 から 4,000 の範囲にする必要があります。caReferenceWhite
ソース カラーのホワイト リファレンスを指定します。 これよりも明るい色はすべて白と見なします。 値は、6,000 から 10,000 の範囲にする必要があります。caContrast
ソース オブジェクトに適用されるコントラストの量を指定します。 値は、-100 から 100 の範囲にする必要があります。 値 0 はコントラストの調整をしないことを意味します。caBrightness
ソース オブジェクトに適用される明度の量を指定します。 値は、-100 から 100 の範囲にする必要があります。 値 0 は明度の調整をしないことを意味します。caColorfulness
ソース オブジェクトに適用される彩度の量を指定します。 値は、-100 から 100 の範囲にする必要があります。 値 0 は彩度の調整をしないことを意味します。caRedGreenTint
ソース オブジェクトに適用される赤色、または緑色の濃淡補正の量を指定します。 値は、-100 から 100 の範囲にする必要があります。 正の値は赤色方向、負の値は緑色方向に補正されます。 値 0 は濃淡の補正をしないことを意味します。
必要条件
**ヘッダー:**wingdi.h