ウィンドウ
[出力] ウィンドウには、統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) のさまざまな機能のステータス メッセージが表示されます。 [出力] ウィンドウを開くには、[表示] メニューの [出力] をクリックします。
ツール バー
[出力元の表示]
1 つ以上の出力ペインを表示します。 IDE のどのツールが [出力] ウィンドウを使用してユーザーにメッセージを配布するかに応じて、複数の情報ペインを使用できる場合があります。[コード内のメッセージを検索]
コード エディター内のカーソル位置を、選択されたビルド エラーのある行まで移動させます。[前のメッセージに移動]
[出力] ウィンドウ内のフォーカスを前のビルド エラーへ移し、コード エディターのカーソル位置をそのビルド エラーがある行へ移動させます。[次のメッセージに移動]
[出力] ウィンドウ内のフォーカスを次のビルド エラーへ移し、コード エディターのカーソル位置をそのビルド エラーがある行へ移動させます。[すべてクリア]
出力ペインのすべてのテキストを消去します。[[右端で折り返す] の設定/解除]
出力ペインでのワード ラップ機能のオンとオフを切り替えます。 ワード ラップ機能が有効になっていると、表示エリアより長いテキストは次の行に折り返されて表示されます。
出力ペイン
[出力元の表示] の一覧で選択された出力ペインは、このボックスで選択された項目の出力結果を表示します。
[出力] ウィンドウにメッセージを出力する
プロジェクトをビルドしたときに必ず **[出力]**ウィンドウが表示されるようにするには、[全般] ([オプション] ダイアログ ボックス - [プロジェクトおよびソリューション]) で [ビルド開始時に出力ウィンドウを表示] を選択します。 次に、編集のためにコード ファイルを開けた状態で、出力ペインのエントリを選択するために [出力] ウィンドウの [次のメッセージに移動] および [前のメッセージに移動] をクリックします。 この動作を続けると、コード エディターのカーソル位置が、選択した問題が発生したコード行へ移動します。
コマンド ウィンドウ で実行できる一部の IDE 機能およびコマンドでは、[出力] ウィンドウへ出力結果が送られます。 .bat ファイルや .com ファイルなどの外部ツールからの出力は、通常コマンド プロンプト ウィンドウで表示されますが、[外部ツール] ダイアログ ボックスの [出力ウィンドウを使用] オプションを選択すると [出力] ペインに送られます。 他の種類のメッセージの多くも [出力] ペインで表示できます。 たとえば、ストアド プロシージャの Transact-SQL 構文を対象のデータベースに対してチェックすると、その結果が出力ウィンドウに表示されます。
また、実行時に診断メッセージを [出力] ペインに書き出すことのできる、独自のアプリケーションをプログラムすることも可能です。 これを作成するには、Debug クラスのメンバーまたは .NET Framework Class Libraryの System.Diagnostics 名前空間にある Trace クラスを使用します。 Debug クラスのメンバーは、ソリューションまたはプロジェクトのデバッグ構成をビルドするときの出力結果を表示します。Trace クラスのメンバーは、デバッグ構成またはリリース構成のどちらかをビルドするときの出力結果を表示します。 詳細については、「出力ウィンドウの診断メッセージ」を参照してください。
Visual C++ では、警告とエラー メッセージ、およびその合計数を出力ペインで表示できる、カスタム ビルド ステップおよびビルド イベントを作成できます。 出力結果の任意の行で F1 キーを押すと、適切なヘルプ トピックが表示されます。 詳細については、「カスタム ビルド ステップまたはビルド イベントの出力の書式設定」を参照してください。
スクロール動作
[出力] ウィンドウで自動スクロールを使用していて、マウス クリックや方向キーを使用して移動すると、自動スクロールが停止します。 自動スクロールを再開するには、Ctrl キーを押しながら End キーを押します。
参照
処理手順
方法: Visual Studio から外部ツールを実行する