COleVariant クラス
VARIANT データ型をカプセル化します。
class COleVariant : public tagVARIANT
解説
このデータ型は、OLE オートメーションで使われます。 特に、DISPPARAMS Data Type 構造体は、VARIANT 構造体の配列へのポインターを持っています。 DISPPARAMS 構造体は、IDispatch::Invoke Method にパラメーターを渡すために使います。
注意
このクラスは、VARIANT 構造体からの派生クラスです。 つまり、VARIANT 型で呼び出されるパラメーターに COleVariant を渡せます。さらに、VARIANT 構造体のデータ メンバーは、COleVariant のアクセス可能なデータ メンバーになります。
2 つの関連する MFC クラス COleCurrency と COleDateTime は、VARIANT データ型 CURRENCY (VT_CY) と DATE (VT_DATE) をカプセル化しています。 COleVariant クラスは、DAO クラスで広範囲に使われています。このクラスの一般的な使い方については、「CDaoQueryDef クラス」や「CDaoRecordset クラス」などのクラスを参照してください。
詳細については、Windows SDK の「VARIANT」、「CURRENCY」、「DISPPARAMS Data Type」、および「IDispatch::Invoke Method」を参照してください。
COleVariant クラスの詳細と OLE オートメーションでの使い方の詳細については、「オートメーション」の「オートメーションにおけるパラメーターの受け渡し」を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**afxdisp.h