基本のウィザード プロジェクトのチェック
カスタム ウィザードを使用して基本プロジェクトを作成したら、作成されたファイルをチェックします。
ソリューション エクスプローラーでプロジェクトを展開し、ウィザードがプロジェクト用に作成したファイルをチェックします。
Default.js をダブルクリックすると、プロジェクトの JScript ファイルがコード エディターで開きます。 このファイルには、ユーザーがウィザードの [完了] をクリックしたときにプロジェクトを作成する JScript 関数が含まれています。 このファイル内の関数と TODO コメントを確認します。
プロジェクトにユーザー インターフェイスがある場合は、[HTML ファイル] というラベルのフォルダーを調べて、カスタム ウィザードの [アプリケーションの設定] ページで指定した数の .htm ファイルがあるかどうかを確認します。 Default.htm をダブルクリックすると、プロジェクトのメイン HTML ページが HTML デザイナーで開きます。 HTML は、デザイン ビューや HTML ビューに HTML マークアップとして表示できます。 HTML マークアップ表示に切り替えて、HTML マークアップを確認します。 HTML ビューの編集ウィンドウの右上隅にあるイベントのドロップダウン リスト横の [スクリプトのみ表示] ボタンをクリックし、.htm ファイル内の JScript をチェックします。 既定では、このファイルには、ウィザードの初期化と読み込みを行う JScript 関数が含まれています。また、IVCWizCtrlUI インターフェイスの既定の動作が指定されています。 詳細については、コクラスの VCWizCtl オブジェクトに関するトピックを参照してください。
ウィザード プロジェクトを保存して閉じます。
Visual Studio の [新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスを開き、ウィザードのアイコンを確認します。 アイコンをダブルクリックすると、作成したウィザードが表示されます。 カスタム ウィザードで作成された基本のウィザード ページをチェックできます。 最初のページには、いくつかの HTML コントロールのサンプルと、標準の [完了]、[キャンセル]、[ヘルプ] の各ボタンがあります。
[完了] をクリックすると、ウィザードで新しいプロジェクトがビルドされます。 既定では、ウィザードにより、ReadMe.txt と Sample.txt の 2 つのテキスト ファイルが作成されます。 これらのファイルは、ウィザードで作成されたプロジェクトについて説明します。 このプロジェクトを閉じて、再度ウィザード プロジェクトを開きます。
「ウィザードのしくみの検証」では、ウィザードの実行時における Visual Studio 環境と Visual C++ ウィザード エンジンによるプロジェクトの作成方法について、より詳細に説明しています。
これで、カスタム ウィザードのカスタマイズに進むことができます。