CMenu::TrackPopupMenuEx
指定された位置にフローティング ポップアップ メニューを表示し、ポップアップ メニュー上の項目が選択できるようにします。
BOOL TrackPopupMenuEx(
UINT fuFlags,
int x,
int y,
CWnd* pWnd,
LPTPMPARAMS lptpm
);
パラメーター
fuFlags
拡張メニューのさまざまな関数を指定します。 すべての値とその意味の一覧については、「TrackPopupMenuEx」を参照してください。x
ポップアップ メニューの水平位置を画面座標で指定します。y
画面上でのメニューの上辺の垂直位置を画面座標で指定します。pWnd
ポップアップ メニューを所有し、作成されたメニューからメッセージを受け取るウィンドウへのポインター。 現在のアプリケーションのどのウィンドウでも指定できますが、NULL は指定できません。 fuFlags パラメーターで TPM_NONOTIFY を指定した場合、関数は pWnd にメッセージを送信しません。 WM_COMMAND メッセージを受け取るには、pWnd が指すウィンドウに戻る必要があります。lptpm
メニューが重ならないようにする画面領域を指定する TPMPARAMS 構造体へのポインター。 このパラメーターには、NULL を指定できます。
戻り値
fuFlags パラメーターで TPM_RETURNCMD を指定した場合は、ユーザーが選択した項目のメニュー項目識別子が返されます。 ユーザーが何も選択せずにメニューをキャンセルするか、エラーが発生した場合は、0 を返します。
fuFlags パラメーターで TPM_RETURNCMD を指定しなかった場合は、関数が正常終了したときに 0 以外の値を返し、失敗したときに 0 を返します。 拡張エラー情報を取得するには、GetLastError を呼び出します。
解説
フローティング ポップアップ メニューは画面上のどの位置にも表示できます。 ポップアップ メニューの作成時のエラー処理の詳細については、「TrackPopupMenuEx」を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**afxwin.h