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定義する変数の型の決定 (Visual Basic)

変数を定義する際には、次の特性を決定する必要があります。

  • データ型 - 変数に保持するデータの種類。

  • 有効期間 - 変数が存続する期間。

  • スコープ - 名前を修飾しないで変数を参照できるコード範囲。

  • アクセス レベル - 変数に対する読み取りおよび書き込みの権限をどのコードに与えるか。

データ型

変数を宣言する Dim ステートメント (Visual Basic) には、適切なデータ型 (Integer、String など) を指定する As 句を含めます。 変数のデータ型を選択する際には、次に示すページが役立ちます。

詳細については、「データ型の概要 (Visual Basic)」を参照してください。

有効期間

変数の有効期間については、変数を宣言するモジュール、クラス、またはプロシージャが存在しなくなる時点で変数も失われてよいかどうかを決定することが重要です。

コンテナー要素の有効期間よりも長く変数を存続させる必要がない場合、特に必要な対処はありません。 コンテナー 要素の有効期間よりも長く変数を存続させる必要がある場合は、Dim ステートメントに Static キーワード、または Shared キーワードを含めます。 詳細については、「Visual Basic における有効期間」を参照してください。

スコープ

変数のスコープは通常、宣言空間、つまり、変数の宣言が含まれているコンテナー要素と同じです。 変数のスコープの広さを決定することは常に必要です。

Dim ステートメントは、ブロック、プロシージャ、またはモジュール レベルなど、必ず適切なレベルに記述してください。 「方法: 変数のスコープを制御する (Visual Basic)」の手順に従ってください。

詳細については、「Visual Basic におけるスコープ」を参照してください。

アクセス レベル

すべての変数には、宣言されている場所 (つまり、変数がどのような種類のコンテナー要素内に含まれているか) によって決定される既定のアクセス レベルがあります。

既定以外のアクセス レベルを指定する必要がある場合は、アクセス修飾子 (Protected、Private など) を、変数の Dim ステートメントに含めます。 これが可能なのはメンバー変数 (つまり、プロシージャの外側で宣言された変数) に対してだけです。 「方法: 変数の可用性を制御する (Visual Basic)」の手順に従ってください。

詳細については、「Visual Basic でのアクセス レベル」を参照してください。

参照

処理手順

方法: 変数のスコープを制御する (Visual Basic)

参照

As 句 (Visual Basic)

概念

Visual Basic での変数宣言

宣言された要素の特性 (Visual Basic)

Visual Basic におけるスコープ

Visual Basic でのアクセス レベル