クラスとそのメンバーの表示
更新 : 2011 年 4 月
クラス ビューを使用すると、アプリケーション内のオブジェクトおよびメンバーを表すシンボルの階層構造を表示できます。 クラス ビューには、2 つのペインがあります。 上部のペインには、オブジェクト (名前空間、型、インターフェイス、列挙体、クラスなど) が表示されます。下部のペインには、上部のペインで選択されたオブジェクトのメンバー (プロパティ、メソッド、イベント、変数、定数、その他の含まれているアイテムなど) が表示されます。 クラス ビューに表示されるアイコンの詳細については、「[クラス ビュー] ウィンドウとオブジェクト ブラウザーのアイコン」を参照してください。
クラス ビュー内で、シンボルが定義、参照、または呼び出されている場所に移動できます。 シンボルがプロジェクト内で定義されていない場合は、その宣言がオブジェクト ブラウザーに表示されます。
クラス ビュー内のシンボルを検索するには、シンボルを右クリックし、[すべての参照の検索] をクリックします。 検索結果は [シンボルの検索結果] ウィンドウに表示されます。
クラス ビューによるコードの追加
クラス ビューでプロジェクト ノードを右クリックすると、[追加] サブメニューを含んだショートカット メニューが表示され、コードをプロジェクトに追加できます。 開発言語およびプロジェクトの種類によっては、サブメニューに、クラス、モジュール、インターフェイス、メソッド、変数、またはイベントを挿入するコマンドが含まれている場合があります。 たとえば、MFC プロジェクトのクラス ビューで表示される [追加] サブメニューを使用すると、クラスやリソースを追加できます。
クラス ビューにおけるプロジェクトの管理
クラス ビューで表示されるプロジェクト内のシンボルの階層構造は、オブジェクト ブラウザーで表示される、利用可能なすべてのコンポーネントの一覧とは異なります。また、ソリューション エクスプローラで表示される物理的なファイルを基準とした表示とも異なります。
クラス ビューでシンボルを選択すると、対応するプロジェクトおよびファイルが、ソリューション エクスプローラーでも選択されます。 ソリューション エクスプローラーでシンボルに対して使用できるコマンドはすべて、クラス ビューでも使用できます。 たとえば、[ビルド]、[リビルド]、[配置]、[プロジェクト依存関係] などのビルド コマンドを使用できます。 また、クラス ビューでは、[スタートアップ プロジェクト] を指定したり、デバッグを開始したりすることもできます。
注意
クラス ビューでシンボルを表示するために、プロジェクトをコンパイルする必要はありません。 プロジェクトのシンボルを変更すると、クラス ビューでは、シンボル階層が動的に更新されます。
プロジェクトがソース コード管理されている場合は、クラス ビューのシンボルに、シンボルを定義するファイルのステータスを示すシグナル アイコンが表示されます。 シンボルのショートカット メニューでは、[チェックアウト]、[チェックイン]、[最新バージョンの取得] など、一般的なソース コード管理コマンドも使用できます。
関連トピック
クラス ビューを使用すると、プロジェクト内のオブジェクトおよびメンバーのシンボルの階層構造を表示できます。 |
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オブジェクト ブラウザーでは、使用可能なオブジェクトを展開して、そのメンバー (クラス、プロパティ、メソッド、イベント、定数、変数、その他のアイテムなど) の一覧を順序付けて表示できます。 |
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
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2011 年 4 月 |
.ncb ファイルの参照を 削除しました。 |
コンテンツ バグ修正 |