CRowset::MoveToRatio
フェッチを開始する行位置を全行数に対する比率 (分数) で指定してフェッチします。
HRESULT MoveToRatio(
DBCOUNTITEM nNumerator,
DBCOUNTITEM nDenominator,
bool bForward = true
) throw( );
パラメーター
nNumerator
[入力] データのフェッチを開始する行の位置を指定する分数の分子。nDenominator
[入力] データのフェッチを開始する行の位置を指定する分数の分母。bForward
[入力] 前に移動するか、後ろに移動するかを示します。 既定では、前に移動します。
戻り値
標準の HRESULT を返します。
解説
MoveToRatio は、次の式にほぼ従って行をフェッチします。
( nNumerator * RowsetSize ) / nDenominator
RowsetSize は、行セットのサイズ (行数) です。 この式の精度は、プロバイダーにより決まります。 詳細については、「IRowsetScroll::GetRowsAtRatio」を参照してください。
このメソッドでは、省略可能なインターフェイス IRowsetScroll が必要です。これはすべてのプロバイダーでサポートされているとは限りません。サポートされていない場合、このメソッドは E_NOINTERFACE を返します。 また、行セットを含むテーブルまたはコマンドで Open を呼び出す前に、DBPROP_IRowsetScroll を VARIANT_TRUE に設定する必要があります。
必要条件
**ヘッダー:**atldbcli.h