JScript バージョンの Hello World! プログラム
次のコンソール プログラムは、"Hello World!" プログラムの JScript バージョンです。このプログラムでは、Hello World! という文字列が表示されます。
例
// A "Hello World!" program in JScript.
print("Hello World!");
このプログラムでは次の点が重要です。
コメント
出力
コンパイルと実行
コメント
この例の 1 行目はコメントです。 コンパイラはコメントを無視するため、コメントにはテキストを自由に記述できます。 ここでは、プログラムの目的を説明しています。
// A "Hello World!" program in JScript.
2 つのスラッシュ (//) は、その行のスラッシュ以降の部分がコメントであることを表します。 1 行全体をコメントにすることも、次に示すように、他のステートメントの最後にコメントを追加することもできます。
var area = Math.PI*r*r; // Area of a circle with radius r.
複数行のコメントも使用できます。 複数行コメントは、スラッシュとアスタリスク (/*) で始まり、その 2 つを逆に組み合わせた記号 (*/) で終わります。
/*
Multiline comments allow you to write long comments.
They can also be used to "comment out" blocks of code.
*/
詳細については、「JScript のコメント」を参照してください。
出力
この例では、print ステートメントを使用して "Hello World!" という文字列を表示しています。
print("Hello World!");
詳細については、「print ステートメント」を参照してください。
ユーザーにメッセージを表示するには別の方法もあります。 クラス System.Console では、コンソールを使ったユーザーとのやり取りを簡単にするためのメソッドとプロパティが公開されています。 詳細については、「Console」を参照してください。 クラス System.Windows.Forms.MessageBox では、Windows フォームを使ったユーザーとのやり取りを簡単にするためのメソッドとプロパティが公開されています。 詳細については、「System.Windows.Forms」を参照してください。
コンパイルと実行
コマンド ライン コンパイラを使用して、"Hello World!" プログラムをコンパイルできます。
コマンド ラインからプログラムをコンパイルおよび実行するには
テキスト エディターを使ってソース ファイルを作成し、Hello.js などのファイル名で保存します。
コンパイラを起動するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。
jsc Hello.js
注意
プログラムは、Visual Studio コマンド プロンプトからコンパイルしてください。 詳細については、「方法 : コマンド ラインで JScript コードをコンパイルする」を参照してください。
プログラムにコンパイル エラーがない場合は、コンパイラによって Hello.exe ファイルが作成されます。
プログラムを実行するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。
Hello