方法: コンパイル済みスキーマ (.dbschema) ファイルを生成するためにデータベース プロジェクトをビルドする
データベース プロジェクトを変更したら、ターゲットを作成または更新するために、ビルド スクリプトを準備する必要があります。 プロジェクト プロパティでビルド設定を構成することにより、新規または既存のデータベースをターゲットとして指定します。 これらの設定を構成した後、データベース プロジェクトをビルドできます。このビルドで、データベース プロジェクトに含まれるオブジェクト定義と共に、配置前スクリプトおよび配置後スクリプトがすべてアセンブルされます。 データベースのビルド スクリプトを準備したら、ターゲットのデータベース サーバーに配置できます。
ターゲット データベースまたはサーバーへのアクセス許可がなくても、データベースを作成するビルド スクリプトを準備できます。新しい配置用にデータベース プロジェクトをビルドするには、データベースにアクセスする必要がないためです。 更新スクリプトを準備するには、ターゲットのサーバー、データベース、およびデータベース オブジェクトにアクセスするアクセス許可が必要です。
Visual Studio でデータベースのビルド スクリプトを準備するには
ソリューション エクスプローラーで、ビルド スクリプトを準備するデータベース プロジェクトのノードをクリックします。
[ビルド] メニューの [DatabaseProject のビルド] をクリックします。
オブジェクト定義スクリプト、配置前スクリプト、および配置後スクリプトがアセンブルされます。
コマンド ラインからデータベースのビルド スクリプトを準備するには
[Visual Studio コマンド プロンプト] ウィンドウを開き、プロジェクト ディレクトリを見つけます。
注意
[Visual Studio コマンド プロンプト] を開くには、[スタート] メニューを開き、[すべてのプログラム]、[Microsoft Visual Studio 2010]、[Visual Studio ツール] の順にポイントし、[Visual Studio コマンド プロンプト (2010)] をクリックします。
既定では、プロジェクトは My Documents/Visual Studio 2010/Projects に作成されます。
コマンド プロンプトで、次のコマンド ラインを入力してビルド スクリプトを生成します。DatabaseProject は、プロジェクトの名前です。
MSBuild /t:Build Path\DatabaseProject.dbproj
注意
MSBuild.exe は、PATH 環境変数で指定されるパスに存在している必要があります。 ビルド スクリプトを生成するためのコマンド ライン構文の詳細については、「データベースのビルドおよび配置の概要」を参照してください。
データベース プロジェクト内のオブジェクト定義、配置前スクリプト、および配置後スクリプトがアセンブルされます。 次のような結果が表示されます。
------ ビルド開始: プロジェクト: ProjectName、構成: Debug Any CPU ------
プロジェクトの状態を確認しています
プロジェクトの状態の確認が完了しました。
ProjectName -> ProjectDrive:\Documents and Settings\UserName\My Documents\Visual Studio 2008\Projects\SolutionName\ProjectName\sql\ProjectName.dbschema
========== ビルド: 1 正常終了または最新の状態、0 失敗、0 スキップ ==========
参照
処理手順
チュートリアル : バージョン管理されたデータベースの新規作成と配置
チュートリアル: 既存のバージョン管理されたデータベースへの変更の配置