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Office ソリューションにおけるローカル データベース使用の概要

SQL Server Express (.mdf) ファイルや Microsoft Office Access (.mdb) ファイルなどのデータベース ファイルを Visual Studio Tools for Office ソリューションに組み込むことができます。 これにより、たとえば 1 つのコンピューターだけで使用されるローカルな在庫ソリューションのように、集中化されたデータベースの必要がない状況では、エンド ユーザーはローカル データベースを使用できます。

対象: このトピックの情報は、Microsoft Office 2010 および 2007 Microsoft Office system のドキュメント レベルのプロジェクトおよびアプリケーション レベルのプロジェクトに適用されます。 詳細については、「Office アプリケーションおよびプロジェクト タイプ別の使用可能な機能」を参照してください。

プロジェクトへのデータベース ファイルのインポート

データベース ファイルをプロジェクトにインポートするには、データ ソース構成ウィザードを使用し、データベース ファイルに基づいてデータ ソースを作成します。 このウィザードでは、データベース ファイルと型指定されたデータセットをプロジェクトに追加します。

データベース ファイルの配置

データ ソース構成ウィザードでは、相対パスに基づいてローカル データベース ファイルとの接続を作成します。 これにより、ローカル データベース ファイルの相対位置を維持する場合は、ソリューションを別のコンピューターへコピーすることができます。

ソリューションをサーバーに配置し、ドキュメントをエンド ユーザーに配布した場合、データベース ファイルを手動で配布し、ドキュメントへの相対位置が維持される場所にインストールする必要もあります。 つまり、エンド ユーザーは、データベース ファイルも一緒に移動しない限り、ドキュメントをコンピューター上の別の場所に移動できません。

ローカル データベース ファイルとデータセットのキャッシュ

Microsoft Office Excel および Microsoft Office Word 用のドキュメント レベルのソリューションでは、データセット インスタンスを CachedAttribute 属性でマークすることにより、データセットをドキュメントにキャッシュできます。 データ ソース構成ウィザードを使用してデータベース ファイルをプロジェクトに追加すると、型指定されたデータセットが自動的にプロジェクトに追加されます。 データはユーザーのコンピューター上でローカルに使用できるので、このデータセットに CachedAttribute を適用する必要が生じることはほとんどありません。 詳細については、「キャッシュされたデータ」を参照してください。

参照

処理手順

方法 : データベースからドキュメントにデータを読み込む

方法 : ホスト コントロールからのデータでデータ ソースを更新する

概念

Office ソリューションでのコントロールへのデータのバインド

Office ソリューションの配置

キャッシュされたデータ