Undo コマンド

ワークスペースから保留中の変更を削除します。

必要なアクセス許可

undo コマンドを使用するには、指定されたワークスペースの所有者であるか、グローバルな [ワークスペースの管理] のアクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。 詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。

tf undo [/workspace:workspacename[;workspaceowner]] 
 [/recursive] itemspec [/noprompt] [/login:username, [password]] [/collection:TeamProjectCollectionUrl]

パラメーター

引数	説明
workspacename	/workspace オプションにユーザーが指定した値。
workspaceowner	ワークスペースを作成したユーザーの名前を指定します。
TeamProjectCollectionUrl	保留中の変更を削除するファイルを含むチーム プロジェクト コレクションの URL (http://myserver:8080/tfs/DefaultCollection など)。
itemspec	保留中の変更を削除するファイルまたはフォルダーを指定します。 Team Foundation で itemspecs を解析してスコープ内にある項目を確認する方法の詳細については、「コマンド ライン オプション」を参照してください。 メモ 複数の Itemspec 引数を指定できます。
username	/login オプションに値を指定します。 ユーザー名の値は、DOMAIN\UserName または UserName のいずれかとして指定できます。

解説

undo コマンドは、元に戻す保留中の変更があるファイルが、ディスク上で変更されたかどうかを確認します。 変更が検出された場合、/noprompt を付けずに undo コマンドを実行すると、変更を元に戻す操作を継続するかどうかを要求するメッセージが表示されます。 [はい]、[いいえ]、または [すべて] で応答できます。

undo コマンドは、チェックアウトされたすべてのファイルを、変更されていない読み取り専用状態に戻します。 ファイルおよびフォルダーに対するすべての保留中の変更を破棄し、項目を Team Foundation バージョン管理 サーバーのバージョンに復元します。

undo コマンドは、チェックインおよびチェックアウトのロックを削除し、他のユーザーがファイルをチェックアウトして、各自のワークスペースでそのファイルに対する保留中の変更を作成できるようにします。

undo コマンドを使用して別のユーザーのコンピューター上にある保留中の変更を元に戻す場合、そのワークスペースで get 操作を実行してローカル ディスクを更新する必要があります。 get を実行する必要があるだけでなく、場合によっては編集されたファイルの正しい内容をダウンロードするために、元に戻されたファイルに対して get /all を実行する必要があります。

ワークスペース内の保留中の変更の一覧を取得する方法の詳細については、「Status コマンド」を参照してください。

tf コマンド ライン ユーティリティの使い方の詳細については、「Tf コマンド ライン ユーティリティのコマンド」を参照してください。

例

次の例は、現在のワークスペース内の 314.cs に対するすべての保留中の変更を削除します。

c:\projects>tf undo 314.cs

次の例では、c:\projects フォルダーとそのすべてのサブフォルダーにあるすべての保留中の変更を削除します。

c:\projects>tf undo /recursive c:\projects

次の例は、Ivan の WS_Juan ワークスペース内にある指定されたファイルの保留中の変更を削除します。

c:\projects>tf undo /workspace:WS_Juan;Ivan $/math/271.cs

参照

参照

コマンド ライン構文 (バージョン管理)

Shelve コマンド

Undelete コマンド

コマンド ライン オプション

概念

保留中の変更

その他の技術情報

Tf コマンド ライン ユーティリティのコマンド