方法 : MDI 親フォームを作成する
重要
このトピックでは、MenuStrip コントロールで置換された MainMenu コントロールを使用します。 MainMenu コントロールは、下位互換性を保つ目的および将来使用する目的で保持されています。 MenuStrip を使用した MDI 親フォームの作成については、「方法 : MenuStrip を使用して MDI ウィンドウの一覧を作成する (Windows フォーム)」を参照してください。
MDI (Multiple-Document Interface Application) の基本となるのは、MDI 親フォームです。 MDI 親フォームには、サブ ウィンドウと呼ばれる MDI 子ウィンドウが配置されており、ユーザーは MDI 子ウィンドウで MDI アプリケーションとデータをやり取りします。 MDI 親フォームは、Windows フォーム デザイナーまたはプログラムによって、簡単に作成できます。
デザイン時に、MDI 親フォームを作成するには
Windows アプリケーション プロジェクトを作成します。 詳細については、「方法: 新しい Windows フォーム アプリケーション プロジェクトを作成する」を参照してください。
[プロパティ] ウィンドウで、IsMDIContainer プロパティを true に設定します。
この設定によって、フォームが MDI コンテナーとして指定され、子ウィンドウを配置できるようになります。
注意
[プロパティ] ウィンドウでプロパティを設定するときに、必要に応じて WindowState プロパティを Maximized に設定することもできます。親フォームを最大化すると、MDI 子ウィンドウを簡単に操作できるようになります。 また、MDI 親フォームの端には、Control.BackColor プロパティを使って設定した背景色ではなく、Windows システムのコントロール パネルで設定されたシステム カラーが選択されます。
ツールボックスから、フォームに MainMenu コンポーネントをドラッグします。 トップレベルのメニュー項目を作成します。このとき、Text プロパティを**「ファイル (&F)」に設定し、サブメニュー項目に「新規作成 (&N)」および「閉じる (&C)」**を指定します。 [ウィンドウ (&W)] というトップレベル メニュー項目も作成します。
最初のメニューでは、実行時にメニュー項目を作成したり、非表示にしたりします。2 番目のメニューでは、開いている MDI 子ウィンドウを管理します。 MDI 親ウィンドウの作成が完了します。
F5 キーを押してアプリケーションを実行します。 MDI 親フォーム内で動作する MDI 子ウィンドウの作成の詳細については、「方法 : MDI 子フォームを作成する」を参照してください。
参照
処理手順
方法 : アクティブな MDI 子フォームにデータを送信する