列へのデータ生成の詳細の指定

実習を行う: 機能紹介のチュートリアルを実施することで、単純なデータ生成計画の作成方法と実行方法を理解することができます。

チュートリアル : データ生成計画の作成と実行

各列に対してデータ ジェネレーターを指定する: それぞれの列には、データ ジェネレーターを関連付ける必要があります。 指定できるのは、列の SQL データ型をサポートするデータ ジェネレーターのみです。

列に対するデータ ジェネレーターの指定

標準データ ジェネレーターの種類

SQL データ型に対する既定のデータ ジェネレーターを変更する: それぞれの SQL データ型には、既定のデータ ジェネレーターが関連付けられています。 たとえば、Int16 型の列は、既定で SmallInt データ ジェネレーターを使用します。 それぞれの SQL データ型に対する既定のジェネレーターを表示および変更できます。

SQL Server データ型用の既定のジェネレーター

方法 : 列の種類に対応する既定のジェネレーターを変更する

列

列の名前。 この列にはチェック ボックスがあり、それをオンにするとその列のデータが生成され、オフにするとその列が空のままになります。 Null 値が許容されている列、または既定の制約がある列には、データを生成する必要はありません。 [プロパティ] ウィンドウには、[Null を許容] プロパティおよび [既定値] プロパティが表示されます。これらを使用して、データを設定する列を決定できます。 詳細については、「方法 : データを生成する列を指定する」を参照してください。

データ型

列の SQL データ型。 この列は読み取り専用、参照専用です。 詳細については、Microsoft Web サイト「データ型 (SQL Server 2005)」および「データ型 (Transact-SQL)」を参照してください。

ジェネレーター出力

このジェネレーターの出力。 この列は、複数の出力値を生成する任意のデータ ジェネレーターで使用します。 たとえば、データ バインド ジェネレーターを使用する場合、SELECT クエリを指定して、データ ソースからデータを取得する必要があります。 SELECT クエリを指定すると、この列にはクエリが返すデータ列の一覧が格納されます。 列に設定するデータを指定するには、下向きの矢印をクリックし、適切なオプションをクリックします。 詳細については、このドキュメントで後述される "接続情報" セクションおよび "SELECT クエリ" セクションを参照してください。

カスタム データ ジェネレーターもこの列を使用できます。 1 つのカスタム データ ジェネレーターで複数の出力値が生成される場合があります。 たとえば、2 つの異なる日付範囲があり、そのいずれかの日付範囲に属する日付をカスタム データ ジェネレーターが生成する場合があります。 その場合は、この列を使って、使用する出力を指定します。

サイズ

データベース列のサイズ (バイト単位)。

CHECK 制約

列に CHECK 制約がない場合は空です。 列に CHECK 制約がある場合は、その CHECK 制約の式を示します。

メモ

列には複数の CHECK 制約がある場合があるので、このプロパティが空でない場合、このプロパティは文字列の配列になります。配列の各要素は、制約の 1 つを表す式の文字列です。

外部キー

列に外部キー制約がない場合は空です。 列に外部キー制約がある場合は、外部キーの参照先のテーブルおよび列が示されます。

一意

True または False。 列が UNIQUE 制約の一部であるかどうかを示します。

NULL の割合

列に生成される NULL 値のおおよその割合。 列が NULL 値を受け入れる場合のみ、このプロパティを変更できます。 NULL 値を許可しない列では、このプロパティは 0 にする必要があります。 値を 0 にすると、NULL 値は生成されません。 値を 100 にすると、NULL 値のみが生成されます。

SQL 計算値以外のすべてのデータ ジェネレーター。

0

一意

このプロパティを true にすると、列に生成されるデータが一意になります。 このプロパティは、数値型の増分プロパティと共に使用します。

SQL 計算値、正規表現、イメージ、データ バインド以外のすべてのデータ ジェネレーター。

列が UNIQUE 制約の一部の場合は True、それ以外の場合は False。

配布

ランダムに生成されたデータが近似する統計分布曲線。 このプロパティは、[均一]、[正規]、[正規分布関数の逆関数]、[指数]、または [指数分布関数の逆関数] に設定できます。

Decimal、Money、DateTime、Real、Float、および integer の各データ ジェネレーター。

均一

最大

列に生成されるデータの最大値。

Decimal、Money、DateTime、Real、Float、および integer の各データ ジェネレーター。

既存の CHECK 制約が正常に解析できる場合、その CHECK 制約に基づきます。

smalldatetime: 6/6/2079

datetime: 12/31/9999

その他のすべての数値型: データ型または列定義で定義されている最大値。

最小長

列に生成されるデータの最小の長さ。

String、Binary

1

式

データの生成で使用する正規表現。 生成データが指定したパターンと照合されます。 詳細については、「正規表現ジェネレーター」を参照してください。

RegularExpression

[a-zA-Z0-9]*

幅

列に生成されるイメージの幅。

Image

生成されたイメージが列に収まるように、列のサイズに基づいて計算されます。

64

クエリの選択

データ ソースからデータを取得するために使用する SELECT クエリ。 SELECT ステートメントを指定すると、クエリが返した列の名前で [ジェネレーター出力] 列が更新されます。 このクエリから返されたすべての列には、データ生成に有効な名前またはエイリアスがなければなりません。 その後、[ジェネレーター出力] 列に必要な列を指定する必要があります。 詳細については、このトピックの前半の [ジェネレーター出力] 列についての記述を参照してください。

注意

悪意のあるユーザーにより、このプロパティに任意の Transact-SQL コードが追加される可能性があります。詳細については、「データ ジェネレーターを使用したデータベースのテスト データの生成」を参照してください。

データ バインド ジェネレーター

既定値はありません。