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方法: IntelliTrace 記録を格納して使用する

このトピックの内容は、Visual Studio 2010 Ultimate のみに該当します。

IntelliTrace を有効にしている状態でアプリケーションをデバッグすると、IntelliTrace 記録が自動的に作成されます。 IntelliTrace 記録は、[オプション] ダイアログ ボックスで指定した場所に書き込まれます。 Visual Studio を終了すると、毎回その場所から IntelliTrace 記録が削除されます。 そのため、後で使用するために記録を保存する場合は、別の場所に移動する必要があります。

IntelliTrace 記録を格納するには

  1. デバッガーが IntelliTrace 記録の保存に使用している場所がわからなければ、探します。 IntelliTrace 記録は、.iTrace 拡張子により識別できます。

    1. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。

    2. [オプション] ダイアログ ボックスで、[IntelliTrace] ノードを展開し、[詳細] をクリックします。

    3. [IntelliTrace 記録の場所] ボックスを見ると、記録が書き込まれる場所がわかります。

    4. [OK] をクリックします。

  2. Windows では、IntelliTrace 記録が書き込まれる場所のウィンドウを開き、必要な記録の該当する .iTrace ファイルを見つけます。 Windows の方法でファイルを別の場所にコピーまたは移動します。

    現在記録をデバッグ中の場合、コピーまたは移動しようとするとエラー メッセージが表示されます。 デバッグを中断してから、ファイルをコピーまたは移動します。

記録を開く手順

次の手順では、ディスクに格納された IntelliTrace 記録を開く方法について説明します。 作業項目に添付された IntelliTrace 記録を使用する方法については、「IntelliTrace を使用した再現できないエラーのデバッグ」を参照してください。

ディスクに格納された IntelliTrace 記録を開くには

  1. [ファイル] メニューの [開く] をポイントし、[ファイルを開く] をクリックします。

  2. [ファイルを開く] ダイアログ ボックスで、IntelliTrace 記録がある場所を参照します。 記録は、.iTrace 拡張子により識別できます。

  3. .iTrace ファイルを選択し、[開く] をクリックします。

  4. [IntelliTrace の概要] ウィンドウで、[スレッド一覧] 項目または [例外データ] 項目を展開し、スレッドまたは例外をダブルクリックしてその時点のデバッグを開始します。

    1. 例外をスローするアプリケーションをデバッグする場合、例外名をダブルクリックし、例外がスローされた時点のデバッグを開始します。

    2. アプリケーションの起動時点のデバッグを開始する場合、[メイン スレッド] をダブルクリックします。 この操作によって、メイン アプリケーション スレッドの開始時に IntelliTrace セッションが開始されます。

    記録が テスト マネージャー により作成された場合、[テスト ステップ] 項目を展開してテスト ステップをダブルクリックし、エラーが報告されたステップでデバッグを開始できます。

参照

概念

IntelliTrace を使用した再現できないエラーのデバッグ