次の方法で共有


方法: バグを追跡する

Microsoft テスト マネージャー を使用すると、自分に割り当てられたバグと自分で作成したバグの両方の状態を追跡できます。 チーム プロジェクト全体のバグを追跡して、テスト中のアプリケーション領域の全体的な品質を判断することもできます。 バグの詳細を確認し、バグを修正する必要があるかどうかを判断することにより、バグのトリアージを実施できます。 詳細情報の提供、バグを修正することの決定、またはそれが実際にバグであるかどうかの判別を行うために、他のユーザーにバグを割り当てることができます。

バグが修正されたときは、バグが修正されたことを検証するためにテスト担当者にバグを割り当てることができます。 次の図に示すように、[バグの検証] ビューでは、自分に割り当てられていて、再テストが必要なバグを確認できます。 再テストが必要なすべてのバグを追跡するためのカスタム クエリを作成することもできます。

バグの追跡

注意

[バグの検証] ビューでクエリをカスタマイズできます。 [現在のユーザーに割り当て済み][現在のユーザーが作成]、および [カスタム] のクエリは他のユーザーと共有できません。 これらのカスタム クエリは、バグを一覧表示する目的でのみ使用できます。

異なる基準に基づいて検索するために、複数のカスタム クエリを作成する場合があります。 たとえば、優先度が 0 のすべてのアクティブなバグを検索するクエリと、修正済みであることの検証が必要な、優先度が 0 のすべてのバグを検索する別のクエリを作成する場合があります。 複数のカスタム クエリを作成するには、[クエリ] ビューを使用します。 これらのクエリを保存して、後で使用できます。 これらのクエリは、Microsoft テスト マネージャー と Microsoft Visual Studio 2010 の両方で使用できます。

次の 2 種類のクエリがあります。

  • チーム クエリ   チーム プロジェクトのだれでも利用できるクエリです。 チーム クエリを作成および修正できるのは、チーム プロジェクト管理者によって作成のアクセス許可が付与された人だけです。

  • マイ クエリ   本人のみが使用できるクエリです。

次の手順に従って、バグを追跡します。

  • 自分に割り当てられたバグまたは自分が作成したバグを追跡する。

  • [バグの検証] ビューからカスタム クエリを使用してバグを追跡する

  • [クエリ] ビューを使用してバグを追跡するためのカスタマイズしたクエリを作成する

クエリおよびフォルダーを管理する方法の詳細については、「方法: 検索のクエリを作成および管理する」を参照してください。

自分に割り当てられたバグまたは自分が作成したバグを追跡する

自分に割り当てられたバグまたは自分が作成したバグを追跡するには

  1. Microsoft テスト マネージャーを開きます。

    注意

    Microsoft テスト マネージャーのウィンドウを表示するには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。 [Microsoft Visual Studio 2010] をポイントし、[Microsoft Test Manager 2010] をクリックします。

  2. 自動テストを実行するために、センター グループ セレクターの下向きの矢印をクリックし、[テスト センター] をクリックします。

  3. センター グループ メニュー バーで、[テスト] をクリックします。

  4. [バグの検証] をクリックして、割り当てられたバグを表示します。

    [バグの検証] ビューが表示されます。 これには、現在割り当てられているすべてのバグが一覧表示されます。

  5. (省略可能) 作成したバグを表示する場合は、[現在のユーザーが作成] をクリックします。

  6. (省略可能) バグを再割り当てする、またはバグの状態を変更する場合は、バグを選択し、[開く] をクリックします。

    バグの詳細が表示されます。 バグの任意の詳細を編集できます。編集が終わったら、[保存して閉じる] をクリックします。 バグの状態に対する変更、またはバグの割り当て先のユーザーがバグの一覧に反映されます。

    注意

    複数のバグを同時に編集する場合は、Visual Studio を使用してクエリを開き、Microsoft Excel で結果を編集できます。 詳細については、「多数の作業項目の一括変更」を参照してください。

[バグの検証] ビューからカスタム クエリを使用してバグを追跡する

[バグの検証] ビューの [現在のユーザーに割り当て済み][現在のユーザーが作成]、および [カスタム] のクエリを編集できます。

[バグの検証] ビューからカスタム クエリを使用してバグを追跡するには

  1. Microsoft テスト マネージャーを開きます。

    注意

    Microsoft テスト マネージャーのウィンドウを表示するには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。 [Microsoft Visual Studio 2010] をポイントし、[Microsoft Test Manager 2010] をクリックします。

  2. 自動テストを実行するために、センター グループ スイッチャーの下向きの矢印をクリックし、[テスト センター] をクリックします。

  3. センター グループ メニュー バーで、[テスト] をクリックします。

  4. [バグの検証] をクリックして、割り当てられたバグを表示します。

    [バグの検証] ビューが表示され、現在自分に割り当てられているすべてのバグが一覧表示されます。

  5. [現在のユーザーに割り当て済み] をクリックします。

  6. このクエリを編集するには、[フィルター] の横にある下向きの矢印をクリックします。

  7. [現在のユーザーに割り当て済みの選択] を選択します。

    [現在のユーザーに割り当て済み] クエリ ダイアログ ボックスが表示されます。

    重要

    クエリに示される最初の句によって、作業項目の種類がバグ カテゴリである作業項目だけが選択されるようになります。 クエリに示される 2 番目の句によって、チーム プロジェクトからの項目のみがクエリの結果に返されるようになります。 この 2 つの句は変更しないでください。

  8. バグ カテゴリの作業項目の種類のみを選択する新しい句をクエリに追加するために、[句を追加するにはここをクリックします] をクリックして、各フィールドで次の値を選択します。

    および/または

    フィールド

    演算子

    AND

    作業項目の種類

    グループ内

    バグ カテゴリ

  9. 返されたバグをカスタマイズするためにクエリにさらに句を追加するには、[句を追加するにはここをクリックします] をクリックします。

    これで、このクエリで必要な句を追加できるようになります。 クエリの条件を指定する方法の詳細については、「クエリのフィルター条件の指定」を参照してください。

  10. [実行] をクリックしてクエリを実行し、クエリの結果を確認します。

  11. 作成したクエリによって、表示しようとしていたすべてのバグが返された場合は、[クエリの保存] をクリックします。

    注意

    [バグの検証] ビューを開いたときにこのクエリの結果を表示するには、[現在のユーザーに割り当て済み] を選択します。

  12. 既定のビュー設定に戻すには、[フィルター] の横にある下向きの矢印をクリックして、[現在のユーザーに割り当て済みのリセット] をクリックします。

  13. [現在のユーザーが作成] 用にカスタム クエリを変更するには、[現在のユーザーが作成] を選択し、手順 6. ~ 11. を実行します。

  14. [カスタム] 用にカスタム クエリを変更するには、[カスタム] を選択し、手順 6. ~ 11. を実行します。

[クエリ] ビューを使用してバグを追跡するためのカスタマイズしたクエリを作成する

チーム プロジェクト管理者が作成したチーム プロジェクトの場合は、追加できる既存のバグ クエリがあります。 たとえば、アクティブなバグは、アクティブな状態のすべてのバグの一覧を返す既存のクエリです。

[クエリ] ビューを使用してバグを追跡するためのカスタマイズしたクエリを作成するには

  1. Microsoft テスト マネージャーを開きます。

    注意

    Microsoft テスト マネージャーのウィンドウを表示するには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。 [Microsoft Visual Studio 2010] をポイントし、[Microsoft Test Manager 2010] をクリックします。

  2. クエリを作成するために、センター グループ スイッチャーの下向きの矢印をクリックし、[テスト センター] をクリックします。

  3. センター グループ メニュー バーの [トラック] をクリックし、[クエリ] をクリックします。

    [クエリ] ビューが表示されます。

  4. チーム クエリを作成する場合は、[チーム クエリ] フォルダーを右クリックし、[新しいクエリ] をクリックします。

    または

    個人用クエリを作成する場合は、[マイ クエリ] フォルダーを右クリックし、[新しいクエリ] をクリックします。

    注意

    サブフォルダーを作成し、そこにクエリを格納できます。 詳細については、「方法: 検索のクエリを作成および管理する」でクエリを格納するためのサブフォルダーの作成についてのトピックを参照してください。

  5. このクエリの名前を入力して、名前を指定します。

    重要

    クエリに示される最初の句によって、チーム プロジェクトからの項目のみがクエリの結果に返されるようになります。 この句は変更しないでください。

  6. バグ カテゴリの作業項目の種類のみを選択する新しい句をクエリに追加するために、[句を追加するにはここをクリックします] をクリックして、各フィールドで次の値を選択します。

    および/または

    フィールド

    演算子

    AND

    作業項目の種類

    グループ内

    バグ カテゴリ

  7. クエリにさらに句を追加して、返されるバグをカスタマイズする場合は、[句を追加するにはここをクリックします] をクリックします。

    これで、このクエリで必要な句を追加できるようになります。 クエリの条件を指定する方法の詳細については、「クエリのフィルター条件の指定」を参照してください。

  8. [実行] をクリックしてクエリを実行し、クエリの結果を確認します。

  9. (省略可能) クエリの結果の列や並べ替え順序を変更するには、[列のオプション] をクリックします。

    1. [列のオプション] ダイアログ ボックスで、追加する任意の数の列を [使用可能な列] で選択し、矢印をクリックして [選択された列] にその列を追加します。

    2. [並べ替え] をクリックし、並べ替えに使用する列を選択します。

    3. [OK] をクリックします。

  10. (省略可能) クエリ結果を列でグループ化する場合は、クエリ結果のテーブルの列ヘッダーを、クエリ結果のタイトル バーにドラッグします。

  11. 作成したクエリによって、表示しようとしていたすべてのバグが返された場合は、ツール バーの [上書き保存] をクリックします。

    クエリが保存されます。

  12. (省略可能) バグを再割り当てする、またはバグの状態を変更する場合は、バグを選択し、[開く] をクリックします。

    バグの詳細が表示されます。 必要に応じて、バグの任意の詳細を編集できます。編集が終わったら、[保存して閉じる] をクリックします。

    注意

    複数のバグを同時に編集する場合は、Visual Studio を使用してこのクエリを開き、Microsoft Excel で結果を編集できます。 詳細については、「多数の作業項目の一括変更」を参照してください。

参照

概念

バグの追跡と検証