ロード テスト シナリオでの仮想ネットワークの種類の指定
ネットワーク ミックスを使用すると、ロード テスト シナリオで負荷をより現実的にシミュレートできます。 単一のネットワークの種類の代わりに、複数の種類のネットワークの種類から成るネットワーク ミックスを使用して、ロードが生成されます。 これにより、エンド ユーザーとアプリケーションとのやり取りをより現実的にシミュレートできます。
ネットワーク ミックスでは、仮想ユーザーが特定のネットワーク プロファイルを実行する確率を指定します。 ネットワーク プロファイルは、アプリケーション レイヤーにおけるネットワーク帯域幅のシミュレーションです。 待機時間はシミュレートしません。
ロード テストを作成する場合、複数の種類のネットワーク接続からロードが生成されていることをシミュレートする必要がある場合があります。 ネットワーク ミックスでは、次のような種類のネットワークを用意しています。
LAN (既定)
3G
ケーブル/DSL 1.5 Mbps
ケーブル/DSL 768 k
ケーブル/DSL 384k
CDMA
ダイヤルアップ 56k
大陸間低速 WAN 300 Kbps
大陸間 WAN 1.5 Mbps
大陸間 WAN 1.5 Mbps
異なるネットワークがシミュレートされています。 ケーブル/DSL 1.5 Mbps などのオプションを選択すると、テストに待機時間が挿入され、選択した帯域幅をシミュレートします。
ネットワーク ミックスは、他のミックス オプションと同様に機能します。 ネットワークの種類は、ネットワーク ミックスに基づいて選択され、仮想ユーザーにランダムに関連付けられます。 そのユーザーのテストは、ミックスで指定した確率に基づいて、特定のネットワークの種類を使用して実行されます。
ネットワーク ミックスを指定した後で、ネットワークの種類を追加したり、削除したりできます。 また、ミックス コントロールを使用して、ネットワーク ミックスの配分を変更することもできます。
ミックス コントロールを使用すると、シナリオでのネットワークの配分を簡単に調整できます。
詳細については、「ロード テストのミックス コントロールの概要」を参照してください。
トゥルー ネットワーク エミュレーション
Microsoft Visual Studio 2010 は、ロード テストを含むすべてのテストの種類にソフトウェア ベースのトゥルー ネットワーク エミュレーションを使用します。 ネットワークのエミュレーションでは、ネットワークのパケットを直接操作することにより、ネットワークの状態をシミュレートします。本来のネットワーク エミュレーターは、イーサネットなどの信頼性の高い物理リンクを使用して、ワイヤード ネットワークとワイヤレス ネットワークの両方の動作をエミュレートできます。 次のネットワーク属性がトゥルー ネットワーク エミュレーションに組み込まれます。
ネットワーク上のラウンド トリップ時間 (待機時間)
有効な帯域幅の量
キュー動作
パケット損失
パケットの並べ替え
エラー反映
トゥルー ネットワーク エミュレーションでは、IP アドレスや TCP、UDP、ICMP などのプロトコルに基づいてネットワーク パケットを柔軟にフィルター処理することもできます。
ネットワーク ベースのアプリケーションの開発者およびテスト担当者は、トゥルー ネットワーク エミュレーションを使用して、目的のテスト環境のエミュレート、パフォーマンスの評価、変更の影響の予測、またはテクノロジの最適化に関する決定を行うことができます。 ハードウェア テスト ベッドと比較して、トゥルー ネットワーク エミュレーションは、よりコストが少なく柔軟性に富んだソリューションです。
タスク
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関連するトピック |
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ネットワーク ミックスの指定: ロード テストを初めて作成するとき、新しいロード テスト ウィザードでロード テストの設定を指定します。 新しいロード テスト ウィザードで、初期シナリオに追加するネットワークを選択します。 ネットワークをシナリオに追加したら、シナリオのネットワーク ミックスを指定します。 |
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シナリオでの仮想ネットワークの追加と削除: シナリオから仮想ネットワークを追加および削除できます。 |