Collection コマンド
Collection コマンドを使用すると、Visual Studio Team Foundation Server の配置からチーム プロジェクト コレクションをアタッチ、デタッチ、または削除できます。 また、Collection コマンドを使用すると、既存のコレクションのデータベースの複製、名前変更、および配置へのアタッチを実行することもできます。 このプロセスは、コレクションの複製とも呼ばれます。 ただし、Collection コマンドを使用しても、チーム プロジェクト コレクションを作成することはできません。 詳細については、「チーム プロジェクト コレクションの作成」を参照してください。
コレクションを対話的に管理したり、コレクションを作成したりするには、Team Foundation の管理コンソールの [チーム プロジェクト コレクション] ノードを使用できます。 詳細については、「Team Foundation 管理コンソールを開く」および「チーム プロジェクト コレクションを使用したサーバーの整理」を参照してください。
必要なアクセス許可
Collections コマンドを使用するには、次のグループのメンバーである必要があります。
Team Foundation 管理者セキュリティ グループ、および Team Foundation の管理コンソールを実行しているサーバーの Administrators セキュリティ グループ
Team Foundation Server のデータベースをホストする SQL Server のインスタンスを実行しているサーバーの sysadmin グループ
配置で SharePoint 製品が使用され、/delete オプションを使用している場合は、サイト コレクションを削除するファームのファーム管理者グループ
詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
注意
管理者の資格情報を使ってログオンしている場合でも、Windows Server 2008 を実行中のサーバーでこの機能を実行するには、昇格した特権でコマンド プロンプト ウィンドウを開く必要があります。 昇格した特権でコマンド プロンプト ウィンドウを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。 詳細については、Microsoft Web サイトの「ユーザー アカウント制御」を参照してください。
TFSConfig Collection {/attach | /detach | /delete} [/collectionName:CollectionName] [/collectionDB:ServerName;DatabaseName] [/clone]
パラメーター
プレースホルダー |
説明 |
|---|---|
CollectionName |
チーム プロジェクト コレクションの名前を指定します。 コレクションの名前に空白が含まれている場合は、その名前を引用符で囲む必要があります ("My Collection" など)。 |
ServerName |
Team Foundation Server の構成データべースをホストするサーバーの名前と、既定のインスタンス以外のインスタンスを使用する場合はインスタンスの名前を指定します。 インスタンスを指定する場合は、次の形式を使用する必要があります。 ServerName\InstanceName |
DatabaseName |
構成データベースの名前を指定します。 既定では、このデータベースの名前は TFS_ConfigurationDB です。 |
オプション |
説明 |
|---|---|
/attach |
/detach も /delete も使用しない場合は、必ず指定します。 このオプションを指定する場合は、/collectionDB オプションも使用する必要があります。 必要に応じて、/collectionName および /clone をこのオプションと共に使用することもできます。 /attach オプションを使用した場合は、指定したコレクション データべースが Team Foundation Server の配置に追加されます。 |
/detach |
/attach も /delete も使用しない場合は、必ず指定します。 このオプションを指定する場合は、/collectionName オプションも使用する必要があります。 /detach オプションを使用した場合は、指定したコレクションのデータべースが停止され、そのコレクションが Team Foundation Server の配置からデタッチされます。 |
/delete |
/detach も /attach も使用しない場合は、必ず指定します。 このオプションを指定する場合は、/collectionName オプションも使用する必要があります。 /delete オプションを使用した場合は、指定したコレクションのデータべースが停止され、そのコレクションが Team Foundation Server から完全にデタッチされます。 コレクション データベースは、この配置またはその他の配置に再度アタッチすることはできません。 |
/CollectionName:CollectionName |
/detach または /delete を使用する場合は、必ず指定します。 /detach または /delete と共にこのオプションを使用した場合は、デタッチまたは削除されるコレクションを指定します。 /attach と共にこのオプションを使用した場合は、コレクションに新しい名前を指定します。 /attach と /clone の両方と共にこのオプションを使用した場合は、複製されたコレクションの名前を指定します。 |
/CollectionDB:ServerName;DatabaseName |
/attach を使用する場合は、必ず指定します。 このオプションでは、SQL Server を実行しているサーバーの名前、およびそのサーバーでホストされているコレクション データべースの名前を指定します。 |
/clone |
このオプションを指定した場合、コレクション データべースは SQL Server で複製され、重複するデータベースが Team Foundation Server にアタッチされます。 このオプションは、主に、チーム プロジェクト コレクションの分割の一部で使用されます。 |
使用例
Team Foundation Server の配置から "Contoso Summer Intern Projects" チーム プロジェクト コレクションを完全に削除する方法を次の例に示します。
注意
例として登場する企業、組織、製品、ドメイン名、電子メール アドレス、ロゴ、人物、場所、およびイベントはすべて架空のものです。実在する企業、組織、製品、ドメイン名、電子メール アドレス、ロゴ、人物、場所、またはイベントとは一切関係ありません。
TFSConfig Collection /delete /CollectionName:"Contoso Summer Intern Projects"
"Contoso Summer Interns Projects" チーム プロジェクト コレクションを複製し、"Contoso Winter Interns Projects" という名前を付け、Team Foundation Server の配置に重複するコレクションをアタッチする方法を次の例に示します。
TFSConfig Collection /attach /collectiondb:"ContosoMain;TFS_Contoso Summer Interns Projects" /CollectionName:"Contoso Winter Intern Projects" /clone