方法: 詳細情報を収集するようにロード テストを構成してテスト結果で仮想ユーザー アクティビティを有効にする
ロード テストの仮想ユーザー アクティビティ チャートを使用するには、すべての詳細情報を収集するようにロード テストを構成する必要があります。 ロード テストをこのように構成するには、ロード テストに関連付けられた [タイミングの詳細ストレージ] プロパティを [すべての個別詳細] に設定します。 このモードでは、ロード テストによってすべてのテスト、ページ、およびトランザクションに関する詳細情報が収集されます。
注意
以前のバージョンの Visual Studio (Microsoft Visual Studio 2005、Visual Studio 2008 など) でも、[タイミングの詳細ストレージ] プロパティを [すべての個別詳細] 設定にすることはできました。しかし、現在のバージョンと比較して、重要な相違点が 2 つあります。1 つは、[すべての個別詳細] 設定が既定の設定ではなかった点です。 もう 1 つは、この情報にアクセスするには、SQL クエリを使用するほかに方法がなかった点です。
以前のバージョンの Visual Studio ロード テストからプロジェクトをアップグレードする場合は、以降に示す手順に従ってすべての詳細情報の収集を有効にしてください。
[タイミングの詳細ストレージ] プロパティは、次のオプションのうちいずれかに設定できます。
[すべての個別詳細]: 各テスト、各トランザクション、およびテスト中に発行された各ページについて、個々のタイミング データを収集し、保存します。
注意
ロード テストの結果に仮想ユーザーに関するデータを表示するには、[すべての個別情報] を選択する必要があります。
[なし]: 個々のタイミング詳細情報は収集しません。 ただし、平均値は表示されます。
[統計のみ]: 個々のタイミング データを、パーセンタイル データの形式だけで保存します。 これにより、領域リソースを節約できます。
ロード テストで [タイミングの詳細ストレージ] プロパティを構成するには
ロード テスト エディターで、ロード テストを開きます。
ロード テストで、[実行設定] ノードを展開します。
構成する実行設定 ([Run Settings1[Active]] など) をクリックします。
[プロパティ] ウィンドウを開きます。 [表示] メニューの [プロパティ ウィンドウ] をクリックします。
[結果] カテゴリの [タイミングの詳細ストレージ] プロパティをクリックし、[すべての個別詳細] をオンにします。
[タイミングの詳細ストレージ] プロパティを [すべての個別詳細] に設定すると、ロード テストを実行して仮想ユーザー アクティビティ チャートを表示できるようになります。 詳細については、「ロード テストと Web パフォーマンス テストの実行」および「方法: 仮想ユーザー アクティビティ チャートを使用してロード テスト中に仮想ユーザーが行っている操作を分析する」を参照してください。