_mm_frcz_sd
更新 : 2011 年 3 月
Visual Studio 2010 SP1 が必要です。
Microsoft 固有の仕様 →
XOP XMM 命令 vfrczsd を生成して、2 つ目のソースの下位倍精度浮動小数点値の小数部を抽出します。
__m128d _mm_frcz_sd (
__m128d high,
__m128d src
);
パラメーター
[入力] high
上位クワドワードに 64 ビット浮動小数点値を含む 128 ビットのパラメーター。[入力] src
下位クワドワードに 64 ビット浮動小数点値を含む 128 ビットのパラメーター。
戻り値
2 個の 64 ビット浮動小数点値を含む 128 ビットの結果 r。
r[0] := fractional_part_of(src[0]);
r[1] := high[1];
必要条件
組み込み |
アーキテクチャ |
---|---|
_mm_frcz_sd |
XOP |
ヘッダー ファイル <intrin.h>
解説
src の下位倍精度浮動小数点値の小数部が抽出され、ターゲットで下位値として格納されます。 この結果の符号は、ソース値の符号になります。 high の上位倍精度浮動小数点値が、ターゲットで上位値として格納されます。
vfrczsd 命令は、XOP ファミリの命令の一部です。 この組み込みを使用する前に、プロセッサでこの命令がサポートされていることを確認してください。 この命令に対するハードウェア サポートを確認するには、InfoType を 0x80000001 にして __cpuid 組み込みを呼び出し、CPUInfo[2] (ECX) のビット 11 をチェックします。 このビットは、命令がサポートされている場合は 1 になり、サポートされていない場合は 0 になります。
使用例
#include <stdio.h>
#include <intrin.h>
main()
{
__m128d a, b, d;
int i;
a.m128d_f64[0] = 1.125;
a.m128d_f64[1] = -17.875;
b.m128d_f64[0] = 0.;
b.m128d_f64[1] = 1.;
d = _mm_frcz_sd(b, a);
printf(" %.3lf %.3lf\n", d.m128d_f64[0], d.m128d_f64[1]);
}
参照
参照
その他の技術情報
Visual Studio 2010 SP1 用に追加された XOP 組み込み
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
---|---|---|
2011 年 3 月 |
このコンテンツを追加。 |
SP1 機能変更 |