データベース ダイアグラムをデザインする
データベース デザイナーは、接続先のデータベースをデザインしたりビジュアル化したりできるビジュアル ツールです。 データベースをデザインするときは、データベース デザイナーを使って、テーブル、列、キー、インデックス、リレーションシップ、および制約の、作成、編集、または削除を行うことができます。 データベースをビジュアル化するには、データベースに含まれるテーブル、列、キーおよびリレーションシップの一部または全部を表すダイアグラムを作成します。
1 つのデータベースから、いくつでもデータベース ダイアグラムを作成できます。また、1 つのデータベース テーブルは、複数のダイアグラムに含めることができます。 したがって、異なるダイアグラムを作成し、データベースの異なる部分をビジュアル化したり、デザインの異なる面を強調したりできます。 たとえば、大きなダイアグラムを作成した場合はすべてのテーブルと列を表示することができ、小さいダイアグラムの場合は列を表示しないですべてのテーブルだけを表示するようにできます。
作成したデータベース ダイアグラムは、関連するデータベースに格納されます。
注意
実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。
データベース ダイアグラムに表示されるテーブルと列
データベース ダイアグラムの中では、テーブルは、タイトル バー、行セレクター、一連のプロパティ列という 3 つの異なる機能で表示されます。
タイトル バー タイトル バーにはテーブルの名前が表示されます。
テーブルを変更し、まだ保存していない場合は、保存されていない変更があることを示すアスタリスク (*) がテーブル名の最後に表示されます。 変更したテーブルおよびダイアグラムの保存については、「データベース ダイアグラムの使用」を参照してください。
行セレクター 行セレクターをクリックすると、テーブルの中のデータベース列を選択できます。 列がテーブルの主キーに含まれる場合は、行セレクターに鍵の記号が表示されます。 主キーについては、「キーの使用」を参照してください。
プロパティ列 プロパティ列は、テーブルの特定のビューにだけ表示されます。 テーブルは、5 種類のいずれのビューでも表示できるので、ダイアグラムのサイズとレイアウトを管理するときの参考になります。
テーブルのビューの詳細については、「方法 : ダイアグラムに表示される情報の量をカスタマイズする」を参照してください。
データベース ダイアグラムにおけるリレーションシップ
データベース ダイアグラムでは、各リレーションシップの機能が、端点、線のスタイル、および関連テーブルという 3 つの異なる機能によって示されます。
端点 線の端点は、リレーションシップが一対一なのか一対多なのかを示しています。 リレーションシップの一方の端点には鍵が、もう一方の端点には数字の 8 に似た記号が表示されている場合は、一対多のリレーションシップです。 リレーションシップの両方の端点に鍵が表示されている場合は、一対一のリレーションシップです。
線のスタイル 端点ではなく線自体は、新しいデータを外部キー テーブルに追加するときに、データベース管理システム (DBMS) がリレーションシップに対して参照整合性を適用するかどうかを示しています。 線が実線の場合は、外部キー テーブルの行を追加したり変更したりすると、DBMS がリレーションシップに対して参照整合性を適用します。 線が点線の場合は、外部キー テーブルの行を追加したり変更したりしても、DBMS はリレーションシップに対して参照整合性を適用しません。
関連テーブル リレーションシップの線は、あるテーブルと別のテーブルの間に外部キー テーブルのリレーションシップが存在することを示します。 一対多のリレーションシップの場合は、線に数字の 8 に似た記号が付いている側のテーブルが外部キー テーブルです。 線の両方の端点が同じテーブルに接続している場合、そのリレーションシップは再帰リレーションシップです。 詳細については、「方法 : 再帰リレーションシップを作成する」を参照してください。