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リンク オプション

CRT lib ディレクトリには、コードを変更することなく、特定の CRT 機能を有効にする小さなオブジェクト ファイルが多く含まれています。 これらはリンカー コマンド ラインに追加するだけで使用できることから、"リンク オプション" と呼ばれます。

純粋なモードのバージョンが追加されました。 ネイティブおよび /clr コードには標準のバージョンを使用し、/clr:pure モードには純粋なバージョン (p が先頭に付いている) を使用してください。

ネイティブおよび /clr

純粋モード

説明

binmode.obj

pbinmode.obj

既定のファイル変換モードをバイナリに設定します。 「_fmode」を参照してください。

chkstk.obj

n/a

CRT を使用しない場合に、スタック チェックと alloca をサポートします。

commode.obj

pcommode.obj

グローバル コミット フラグを "commit" に設定します。 詳細については、「fopen、_wfopen」および「fopen_s、_wfopen_s」を参照してください。

fp10.obj

n/a

既定の有効桁数制御を 64 ビットに変更します。 「浮動小数点サポート」を参照してください。

invalidcontinue.obj

pinvalidcontinue.obj

既定の無効なパラメーター ハンドラーとして、何もしない、つまり、CRT 関数に渡された無効なパラメーターが errno を設定し、エラー結果を返すだけのハンドラーを設定します。

loosefpmath.obj

n/a

浮動小数点コードに非正規化値を許可します。

newmode.obj

pnewmode.obj

malloc が、失敗時に new ハンドラーを呼び出すようにします。 _set_new_mode_set_new_handlercalloc、および realloc を参照してください。

noarg.obj

pnoarg.obj

argc および argv のすべての処理を無効にします。

nochkclr.obj

n/a

処理を行いません。 プロジェクトから削除します。

noenv.obj

pnoenv.obj

CRT に対するキャッシュ環境の作成を無効にします。

nothrownew.obj

pnothrownew.obj

CRT で new の非スロー バージョンを有効にします。 「new and delete Operators」を参照してください。

setargv.obj

psetargv.obj

コマンド ライン引数のワイルドカード拡張を有効にします。 「Expanding Wildcard Arguments」を参照してください。

smalheap.obj

n/a

非常にシンプルな小さなヒープ マネージャーをインストールします。

threadlocale.obj

pthreadlocale.obj

既定で新しいすべてのスレッドに対してスレッドごとのロケールを有効にします。

wsetargv.obj

pwsetargv.obj

コマンド ライン引数のワイルドカード拡張を有効にします。 「Expanding Wildcard Arguments」を参照してください。

参照

参照

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