方法 : 項目テンプレートを手動で作成する
カスタムのプロジェクト項目テンプレートの作成に必要な項目は、次のとおりです。
メタデータ ファイル (*.vstemplate)。Visual Studio ではこれを使用して、統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) でのプロジェクト項目の表示方法を定義し、適切なプロパティを指定している場合は、プロジェクト項目の作成方法をカスタマイズします。
Windows フォーム、Web フォーム、クラス ファイル、リソース ファイルなどのコード ファイル。
注意
複数ファイルの項目テンプレートも作成できます。 詳細については、「方法 : 複数ファイルの項目テンプレートを作成する」を参照してください。
これらの 2 つのファイルは .zip ファイルに圧縮されます。 カスタムのプロジェクト項目テンプレートにアクセスするために、.zip ファイルを Visual Studio が認識できる場所に配置する必要があります。 カスタムのプロジェクト項目テンプレートは、[新しい項目の追加] ダイアログ ボックスの [マイ テンプレート] セクションで、適切なプログラミング言語に対して表示されます。
項目テンプレートを手動で作成するには
プロジェクトとプロジェクト項目を作成します。
プロジェクト項目を変更して、テンプレートとして保存できる状態にします。
必要に応じて、コード ファイルを変更して、パラメーター置換を行う場所を示します。 パラメーター置換の詳細については、「方法 : テンプレート内のパラメーターを置き換える」を参照してください。
XML ファイルを作成し、そのファイルを新しい項目テンプレートと同じディレクトリに .vstemplate ファイル名拡張子を使用して保存します。
項目テンプレート メタデータを提供するための .vstemplate XML ファイルを作成します。 詳細については、次のセクションの例を参照してください。
.vstemplate ファイルを保存して閉じます。
Windows エクスプローラーで、テンプレートに含めるファイルを選択して右クリックし、[送る] をポイントして、[圧縮 (zip 形式) フォルダー] をクリックします。 選択したファイルは .zip ファイルに圧縮されます。
.zip ファイルをコピーして、ユーザー項目テンプレートの場所に貼り付けます。 Windows Vista では、既定のディレクトリは \Users\<ユーザー名>\Documents\Visual Studio 2010\Templates\ItemTemplates\ です。 詳細については、「方法 : プロジェクト テンプレートと項目テンプレートを配置して整理する」を参照してください。
使用例
基本的な項目 .vstemplate ファイルの例を次に示します。 この項目テンプレートには、カスタム Visual C# クラス テンプレート MyClass.cs のメタデータが含まれています。
<VSTemplate Type="Item" Version="2.0.0"
xmlns="https://schemas.microsoft.com/developer/vstemplate/2005">
<TemplateData>
<Name>MyClass</Name>
<Description>My custom C# class.</Description>
<Icon>Icon.ico</Icon>
<ProjectType>CSharp</ProjectType>
<DefaultName>MyClass</DefaultName>
</TemplateData>
<TemplateContent>
<ProjectItem>MyClass.cs</ProjectItem>
</TemplateContent>
</VSTemplate>
参照
処理手順
方法 : 特定のプロジェクトの種類に対して項目テンプレートを作成する
参照
概念
方法 : プロジェクト テンプレートと項目テンプレートを配置して整理する