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方法 : ポップアップ ヘルプを表示する

Windows フォームについてのヘルプを表示する方法の 1 つは、タイトル バーの右側にある [ヘルプ] ボタンをクリックすることです。このボタンには、HelpButton プロパティによってアクセスできます。 このタイプのヘルプ表示は、ダイアログ ボックスで使用するのに適しています。 ShowDialog メソッドを使用してモーダルで表示されるダイアログ ボックスでは、外部のヘルプ システムを起動するのが困難です。モーダル ダイアログ ボックスの場合は、フォーカスが他のウィンドウに移る前に閉じる必要があるためです。 さらに、ヘルプ ボタンを使用するには、タイトル バーに最小化ボタンと最大化ボタンがないことが条件になります。 通常、フォームには最小化ボタンと最大化ボタンがありますが、標準のダイアログ ボックスにはありません。

ポップアップ ヘルプを実装した場合でも、HelpProvider コンポーネントを使用してコントロールをヘルプ システムのファイルに関連付けることができます。 詳細については、「Windows アプリケーションでのヘルプの提供」を参照してください。

注意

実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。

ポップアップ ヘルプを表示するには

  1. ツールボックスから HelpProvider コンポーネントをフォームにドラッグします。

    コントロールは、Windows フォーム デザイナーの下部にあるトレイに配置されます。

  2. [プロパティ] ウィンドウで、HelpButton プロパティを true に設定します。 これにより、疑問符のボタンがフォームのタイトル バーの右側に表示されます。

  3. HelpButton を表示するためには、フォームの MinimizeBox プロパティと MaximizeBox プロパティを false に、ControlBox プロパティを true に、および FormBorderStyle プロパティを FixedSingleFixed3DFixedDialog、または Sizable のいずれかの値に設定する必要があります。 境界線、および最小化および最大化ボタンの操作の詳細については、「方法 : デザイナーを使用して Windows フォームの境界線を変更する」を参照してください。

  4. フォーム上でヘルプを表示するコントロールを選択し、[プロパティ] ウィンドウでヘルプ文字列を設定します。 これは、ツールヒントに似たウィンドウに表示される文字列です。

  5. F5 キーを押します。

  6. タイトル バーのヘルプ ボタンをクリックし、ヘルプ文字列を設定したコントロールをクリックします。

参照

概念

ツールヒントを使用したコントロールのヘルプ

その他の技術情報

Windows フォームでのヘルプの統合

Windows フォーム