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方法: Visual Basic で配列変数を初期化する

配列リテラルを使用すると、配列の作成時に初期値を取り込むことができます。 配列リテラルは New 句の一部として含めることができ、明示的に型を指定できます。 配列の要素の型を指定しなかった場合、配列リテラル内の値から型が推論されます。 型の推論方法の詳細については、「Visual Basic における配列」の「配列への初期値の取り込み」を参照してください。

配列リテラルを使用して配列変数を初期化するには

  • New 句で、または配列値を割り当てるときに、中かっこ ({}) の中に要素の値を指定します。 変数を宣言、作成、および初期化して Char 型の要素を持つ配列を含めるいくつかの方法を次の例に示します。

    ' The following three lines of code create the same array.
    Dim chars1() As Char = New Char(2) {"%"c, "&"c, "@"c}
    Dim chars2 = {"%"c, "&"c, "@"c}
    Dim chars3() As Char = {"%"c, "&"c, "@"c}
    

    これらのステートメントを実行すると、長さが 3 の配列が作成され、インデックス 0 からインデックス 2 の各要素に初期値が格納されます。 上限および値の両方を指定した場合、インデックス 0 から上限までの、すべての要素の値を含める必要があります。

    配列リテラルで要素の値を指定した場合は、インデックスの上限を指定する必要はありません。 上限が指定されていない場合、配列リテラル内の値の数に基づいて配列のサイズが推論されます。

配列リテラルを使用して多次元配列変数を初期化するには

  • 中かっこ ({}) で囲んだ値を入れ子にして中かっこの中に含めます。 入れ子になったすべての配列リテラルが、型と長さが同じ配列として推論されるようにします。 多次元配列を初期化するいくつかの例を次に示します。

    Dim ticTacToe = {{0, 0, 0}, {0, 0, 0}, {0, 0, 0}}
    Dim customerData = {{"City Power & Light", "http://www.cpandl.com/"},
                        {"Wide World Importers", "http://wideworldimporters.com"},
                        {"Lucerne Publishing", "http://www.lucernepublishing.com"}}
    
    ' You can nest array literals to create arrays that have more than two 
    ' dimensions.
    Dim twoSidedCube = {{{1, 2}, {3, 4}}, {{5, 6}, {7, 8}}}
    
  • 配列の範囲は明示的に指定することも省略することもできます。省略した場合、配列リテラル内の値に基づいてコンパイラによって配列の範囲が推論されます。 上限と値の両方を指定する場合は、すべての次元について、インデックス 0 ~上限までの値を指定する必要があります。 変数を宣言、作成、および初期化して Short 型の要素を持つ 2 次元配列を含めるいくつかの方法を次の例に示します。

    ' The following three lines of code create the same array.
    Dim startingScores1(,) As Short = New Short(1, 2) {{10, 10, 10}, {10, 10, 10}}
    Dim startingScores2 = {{10S, 10S, 10S}, {10S, 10S, 10S}}
    Dim startingScores3(,) As Short = {{10, 10, 10}, {10, 10, 10}}
    

    このステートメントを実行すると、初期化された 6 つの要素 (インデックスは (0,0)、(0,1)、(0,2)、(1,0)、(1,1)、および (1,2)) が格納された配列が作成されます。 配列のそれぞれの位置には値 10 が格納されます。

配列リテラルを使用してジャグ配列変数を初期化するには

  • 中かっこ ({}) で囲んだオブジェクトの値を入れ子にします。 ジャグ配列の場合、長さが異なる配列を指定する配列リテラルを入れ子にすることもできますが、入れ子になった配列リテラルがかっこ (()) で囲まれていることを確認してください。 かっこで囲むことで、入れ子になった配列リテラルが強制的に評価され、結果の配列がジャグ配列の初期値として使用されるようになります。 ジャグ配列を初期化する 2 つの例を次に示します。

    ' Create a jagged array of arrays that have different lengths.
    Dim diagonal = {({0, 0, 0}), ({0, 0}), ({0})}
    
    ' Create a jagged array of Byte arrays.
    Dim images = {New Byte() {}, New Byte() {}, New Byte() {}}
    

参照

処理手順

配列のトラブルシューティング (Visual Basic)

概念

Visual Basic における配列