Xamarin.Forms の iOS プラットフォーム機能

iOS 用の Xamarin.Forms アプリケーションを開発するには、Visual Studio が必要です。 サポートされているプラットフォーム ページには、前提条件に関する詳細情報が含まれています。

プラットフォーム固有設定

プラットフォーム固有設定により、カスタムのレンダラーやエフェクトを実装しなくても、特定のプラットフォームのみで使用できる機能を利用できます。

iOS の Xamarin.Forms のビュー、ページ、レイアウトには、次のプラットフォーム固有設定が用意されています。

• すべての VisualElement に対するぼかしのサポート。 詳細については、「iOS での VisualElement ぼかし」を参照してください。
• サポートされている VisualElement でレガシ カラー モードを無効する。 詳細については、「iOS の VisualElement レガシ カラー モード」を参照してください。
• VisualElement でドロップ シャドウを有効にする。 詳細については、「iOS での VisualElement ドロップ シャドウ」を参照してください。
• VisualElement オブジェクトがタッチ イベントに対する最初のレスポンダーになることができるようにする。 詳細については、VisualElement の最初のレスポンダーに関する記事を参照してください。

iOS の Xamarin.Forms のビューには、次のプラットフォーム固有設定が用意されています。

• Cell 背景色の設定 詳細については、「iOS のセルの背景色」を参照してください。
• DatePicker で項目を選択するタイミングを制御します。 詳細については、「iOS での DatePicker 項目の選択」を参照してください。
• フォント サイズを調整することで、入力されたテキストが確実に Entry に収まるようにします。 詳細については、「iOS でのエントリのフォント サイズ」を参照してください。
• Entry でカーソルの色を設定します。 詳細については、「iOS のエントリ カーソルの色」を参照してください。
• スクロール中に ListView ヘッダー セルをフローティングさせるかどうかを制御します。 詳細については、「iOS の ListView グループ ヘッダー スタイル」を参照してください。
• ListView 項目コレクションを更新するときに行アニメーションを無効にするかどうかを制御します。 詳細については、「iOS の ListView 行アニメーション」を参照してください。
• ListView での区切り記号のスタイルを設定します。 詳細については、「iOS の ListView 区切り文字スタイル」を参照してください。
• Picker で項目を選択するタイミングを制御します。 詳細については、「iOS での選択項目の選択」を参照してください。
• SearchBar での背景の有無を制御します。 詳細については、「iOS での SearchBar スタイル」をご覧ください。
• Slider サムをドラッグするのではなく、Slider バー上の位置をタップして Slider.Value プロパティを設定できるようにします。 詳細については、「iOS のスライダー サム タップ」を参照してください。
• SwipeView を開くときに使用される遷移を制御します。 詳細については、「SwipeView スワイプ画面切り替えモード」を参照してください。
• TimePicker で項目を選択するタイミングを制御します。 詳細については、「iOS での TimePicker 項目の選択」を参照してください。

iOS の Xamarin.Forms のページには、次のプラットフォーム固有設定が用意されています。

• ポップアップ ページを表示する際に、FlyoutPage の詳細ページに影を適用するかどうかを制御します。 詳細については、「FlyoutPage シャドウ」を参照してください。
• NavigationPage 上でナビゲーション バーの区切り記号を非表示にする。 詳細については、「iOS の NavigationPage バーの区切り記号」を参照してください。
• ナビゲーション バーが半透明かどうかを制御します。 詳細については、「iOS の NavigationPage バーの透明度」を参照してください。
• ナビゲーション バーの明るさに合わせて、NavigationPage 上のステータス バーのテキストの色を調整するかどうかを制御する。 詳細については、「iOS の NavigationPage バーのテキストの色モード」を参照してください。
• ページ タイトルをページ ナビゲーション バーに大きなタイトルとして表示するかどうかを制御します。 詳細については、「iOS の大きなページ タイトル」を参照してください。
• Page 上のホーム インジケーターの可視性を設定する。 詳細については、「iOS でのホーム インジケーターの表示」を参照してください。
• Page 上のステータス バーの可視性を設定する。 詳細については、「iOS でのページ ステータス バーの表示」を参照してください。
• すべての iOS デバイスにとって安全な画面領域にページ コンテンツが配置されるようにする。 詳細については、「iOS の安全領域レイアウト ガイド」を参照してください。
• モーダル ページのプレゼンテーション スタイルを設定します。 詳細については、「モーダル ページのプレゼンテーション スタイル」を参照してください。
• タブ バーの半透明モードを TabbedPage に設定します。 詳細については、「iOS の TabbedPage 半透明タブ バー」を参照してください。

iOS の Xamarin.Forms のレイアウトには、次のプラットフォーム固有設定が用意されています。

• ScrollView がタッチ ジェスチャを処理するか、そのコンテンツに渡すかを制御します。 詳細については、「iOS での ScrollView コンテンツのタッチ」を参照してください。

iOS の Xamarin.FormsApplication のクラスには、次のプラットフォーム固有設定が用意されています。

• 名前付きフォント サイズに関するアクセシビリティのスケーリングを無効にする。 詳細については、「iOS での名前付きフォント サイズのアクセシビリティのスケーリング」を参照してください。
• コントロール レイアウトとレンダリングの更新をメイン スレッドで実行できるようにする。 詳細については、「iOS のメイン スレッド コントロール更新」を参照してください。
• スクロール ビューで PanGestureRecognizer を有効にすると、パン ジェスチャをキャプチャし、スクロール ビューと共有できるようになります。 詳細については、「iOS での同時パン ジェスチャ認識」を参照してください。

iOS 固有の書式設定

Xamarin.Forms は、クロスプラットフォームのユーザー インターフェイスのスタイルと色を設定できるようにしますが、iOS プロジェクトでプラットフォーム API を使用して iOS のテーマを設定するための他のオプションもあります。

Info.plist 構成や UIAppearance API などの、iOS 固有の API を使用したユーザー インターフェイスの書式設定について詳細を参照してください。

その他の iOS 機能

カスタム レンダラー、DependencyService、MessagingCenter を使用すると、iOS 用 Xamarin.Forms アプリケーションにさまざまなネイティブ機能を組み込むことができます。