fill factor (サーバー構成オプション) の構成
適用対象: SQL Server
このトピックでは、SQL Server で SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使用して、fill factor サーバー構成オプションを構成する方法について説明します。 FILL FACTOR は、インデックス データ ストレージとパフォーマンスの微調整を行うために用意されています。 インデックスの作成または再構築を行うとき、各リーフ レベルのページのデータを格納する領域の割合が FILL FACTOR 値によって決まり、今後インデックスのサイズが大きくなる場合に備えて指定した残りの空き領域が予約されます。 詳細については、「 インデックスの FILL FACTOR の指定」を参照してください。
このトピックの内容
作業を開始する準備:
以下を使用して fill factor オプションを構成するには:
補足情報: fill factor オプションを構成した後
始める前に
推奨事項
- このオプションは詳細設定オプションであるため、熟練したデータベース管理者または認定された SQL Server プロフェッショナルだけが変更するようにしてください。
セキュリティ
アクセス許可
パラメーターなしで、または最初のパラメーターだけを指定して sp_configure を実行する権限は、既定ですべてのユーザーに付与されます。 両方のパラメーターを指定して sp_configure を実行し構成オプションを変更したり RECONFIGURE ステートメントを実行したりするには、ALTER SETTINGS サーバーレベル権限がユーザーに付与されている必要があります。 ALTER SETTINGS 権限は、 sysadmin 固定サーバー ロールと serveradmin 固定サーバー ロールでは暗黙のうちに付与されています。
SQL Server Management Studio を使用する
fill factor オプションを構成するには
オブジェクト エクスプローラーで、サーバーを右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。
[データベースの設定] ノードをクリックします。
[既定のインデックス FILL FACTOR] ボックスに、必要なインデックス FILL FACTOR を入力するか、選択します。
Transact-SQL の使用
fill factor オプションを構成するには
データベース エンジンに接続します。
[標準] ツール バーの [新しいクエリ] をクリックします。
次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、 [実行] をクリックします。 この例では、 sp_configure を使用して、
fill factor
オプションの値を100
に設定する方法を示します。
Use AdventureWorks2022;
GO
sp_configure 'show advanced options', 1;
GO
RECONFIGURE;
GO
sp_configure 'fill factor', 100;
GO
RECONFIGURE;
GO
詳細については、「サーバー構成オプション (SQL Server)」を参照してください。
補足情報: fill factor オプションを構成した後
設定を有効にするには、サーバーを再起動する必要があります。
参照
RECONFIGURE (Transact-SQL)
ALTER INDEX (Transact-SQL)
CREATE INDEX (Transact-SQL)
インデックスの FILL FACTOR の指定
サーバー構成オプション (SQL Server)
sp_configure (Transact-SQL)
sys.indexes (Transact-SQL)