Linux 上で SQL Server レプリケーションを構成する
適用対象: SQL Server - Linux
SQL Server 2019 (15.x) では、SQL Server on Linux インスタンス用の SQL Server レプリケーションが導入されています。
レプリケーションの詳細については、「SQL Server レプリケーション」を参照してください。
SQL Server Management Studio (SSMS) または Transact-SQL ストアド プロシージャを使用して、Linux 上でレプリケーションを構成します。
SSMS を使用するには、この記事の指示に従ってください。
Windows オペレーティング システム上で SSMS を使用して SQL Server のインスタンスに接続します。 背景と手順については、「Windows で SQL Server Management Studio を使用して SQL Server on Linux を管理する」を参照してください。
ストアド プロシージャの例については、「T-SQL を使用してレプリケーションを構成する」というチュートリアルを参照してください。
前提条件
パブリッシャー、ディストリビューター、およびサブスクライバーを構成する前に、SQL Server インスタンスの構成手順をいくつか完了する必要があります。
- SQL Server エージェントがレプリケーション エージェントを使用できるようにします。 すべての Linux サーバー上で、ターミナルで次のコマンドを実行します。
sudo /opt/mssql/bin/mssql-conf set sqlagent.enabled true
sudo systemctl restart mssql-server
- SQL Server インスタンスをレプリケーション用に構成します。 SQL Server インスタンスをレプリケーション用に構成するには、レプリケーションに参加しているすべてのインスタンス上で
sys.sp_MSrepl_createdatatypemappings
を実行します。
USE msdb;
GO
exec sys.sp_MSrepl_createdatatypemappings;
GO
- スナップショット フォルダーを作成します。 SQL Server エージェントには、読み取り/書き込みを行うスナップショット フォルダーが必要です。 ディストリビューターにスナップショット フォルダーを作成します。
スナップショット フォルダーを作成し、mssql
ユーザーにアクセス権を付与するには、次のコマンドを実行します。
sudo mkdir /var/opt/mssql/data/ReplData/
sudo chown mssql /var/opt/mssql/data/ReplData/
sudo chgrp mssql /var/opt/mssql/data/ReplData/
SQL Server Management Studio (SSMS) を使用してレプリケーションを構成および監視する
ディストリビューターの構成
ディストリビューターを構成するには:
SSMS 上のオブジェクト エクスプローラーで SQL Server のインスタンスに接続します。
[レプリケーション] を右クリックし、[ディストリビューションを構成する] を選択します。
ディストリビューションの構成ウィザードで次の手順を行います。
パブリケーションとアーティクルを作成する
パブリケーションとアーティクルを作成するには:
オブジェクト エクスプローラーで、[レプリケーション]>[ローカル パブリケーション]>[新しいパブリケーション] の順に選びます。
パブリケーションの新規作成ウィザードの指示に従って、レプリケーションの種類と、パブリケーションに属するアーティクルを構成します。
サブスクリプションを構成する
オブジェクト エクスプローラーでサブスクリプションを構成するには、[レプリケーション]>[ローカル サブスクリプション]>[新しいサブスクリプション] の順に選びます。
レプリケーション ジョブを監視する
レプリケーション モニターを使用して、レプリケーション ジョブを監視します。
オブジェクト エクスプローラーで、[レプリケーション] を右クリックし、[レプリケーション モニターの起動] を選択します。