Azure Database for MySQL とは
クラウドのアーキテクトや開発者はほとんど、アプリがホストされているサーバーや、基盤となるオペレーティング システム (OS) やデータベースの管理を嫌がります。 そのようなことではなく、自分のクラウド向け設計のアプリの開発に専念したいのです。 Microsoft Azure Database for MySQL を使用すると、この問題を解決できます。 Azure Database for MySQL は、マネージドでリレーショナルのサービスとしてのデータベース (DBaaS) オファリングであり、予測可能なパフォーマンスと動的なスケーラビリティにより、ミッション クリティカルなワークロードを管理することができます。 次の図に示すように、既存のクライアント アプリやデータベース ツールを Azure Database for MySQL インスタンスに接続し、サービスとしてのプラットフォーム (PaaS) 環境のメリットを得ることができます。
Azure Database for MySQL を実装して、高可用性、データ保護、予測可能でスケーラブルなパフォーマンスを活用できます。
Note
Azure Database for MySQL は、MySQL Community Edition のデータベース エンジン バージョン 5.7 と 8.0 が基になっています。
ヒント
Azure Database for MySQL では、メジャー バージョンへのインプレース アップグレードがサポートされるようになりました。 たとえば、MySQL 5.7 サーバーをお使いの場合、データの移動やアプリケーション接続文字列の更新を必要とせずに、MySQL 8.0 にアップグレードできます。
サンプル シナリオ
あなたは、重要なワークロードをサポートするために MySQL データベースを実装している組織で作業しているとします。 社内のクラウド アーキテクトや開発者は、サーバーの管理にかなりの時間を費やしています。 また、オペレーティング システムやデータベースに関する問題のトラブルシューティングも頻繁に行います。 あなたは、次のような利点を利用するため、Azure Database for MySQL への移行を望んでいます。
- 高可用性
- 自動バックアップ
- 自動メンテナンス
- コンプライアンスとセキュリティの向上
- 動的スケーラビリティ
Azure Database for MySQL に移行すると、クラウドのアーキテクトや開発者は、アプリの開発と、ユーザーへのそれらのアプリとデータの配布に専念できます。
学習内容
このモジュールでは、Azure Database for MySQL の機能を評価し、それを選ぶとワークロードの管理に役立つかどうかを判断できるようにします。 この評価を行うには、次のことを行います。
- Azure Database for MySQL の機能を特定する。
- 組織のデータベース要件に対応するのに、Azure Database for MySQL が役に立つかどうかを評価します。
- 組織に最適な Azure への MySQL デプロイ オプションを決定する。
主な目標
このモジュールの主な目標は、Azure Database for MySQL が組織のワークロードの管理に適しているかどうかを判断できるようになることです。 また、Azure Database for MySQL のパフォーマンスとスケーラビリティがデータベースのワークロードをホストするのに最適である理由を説明できるようになるはずです。