Power Platform ソリューションによる Microsoft Azure サービスの利用方法について説明する
Azure cloud プラットフォームは、数百の製品およびクラウド サービスで構成されており、今日および将来の課題を解決するための新しいソリューションを実現することができます。 これらのサービスには、データ ストレージ サービスから仮想マシン、人工知能サービスまでさまざまなものがあります。 Microsoft Azure サービスでは、選択したツールとフレームワークを使用して、複数のクラウド、オンプレミス、およびエッジでアプリケーションを構築、実行、管理できます。
Power Platform と Azure サービスは互いを完璧に補完するもので、それらを組み合わせて使用する方法には無限の可能性があります。 Azure サービスを Power Platform と共に使用すると、レガシ システムを最新化したり、プロセスを自動化したり、高度な分析ソリューションを作成したりできます。
組織で Azure と Power Platform を使用する方法の例を見てみましょう。
この例は、ポータル展開して手動または紙ベースのプロセスを自動化し、豊富なユーザー エクスペリエンスを作成する方法を示しています。 Azure API Management と Azure Functions を使用してカスタム API を接続し、レガシ システムを活用することができます。 Azure マネージド データベースとローコード アプローチを使用してタスクを自動化することで、ソリューションの全体的なコストを削減できます。 スケーラブルで回復性のあるリアルタイムのアプリをすばやく作成できます。
データは、ソリューション内を次のように流れます。
航空システムは、Azure API Management でホストされているカスタム API と通信します。
カスタム API コーディネーターは、航空システムから通知を受信し、受信メッセージを処理します。そのとき、Microsoft Teams チャネルにフライトを割り当て、それらを Power Apps に送信します。
ユーザーが監視対象のフライトを選択するか、システムによってユーザーがフライトに割り当てられると、さらに処理を行うために Graph API 呼び出しが Azure Storage アカウント キューに配置されます。
Azure Functions は、ストレージ キュー内の受信メッセージに基づいて Graph API 呼び出しを実行し、Teams に通知を送信します。また、さらに分析を行うためにすべてのイベントを Azure Event Hubs にストリームします。
航空会社の通知システムは、Azure Bot Service を採用したカスタム ボット メッセージング サービスを使用します。
カスタム ボットは、Teams のユーザーにフライトの更新を送信します。
Azure Data Lake ストレージは、Event Hubs のイベントの長期的な保持とマイクロ バッチ処理を提供し、最終的には Power BI で分析情報に溢れたレポートを生成します。