演習 - コマンドを見つける
このユニットでは、右側の Azure Cloud Shell を Linux ターミナルとして使います。 Cloud Shell には、Azure portal から、または Cloud Shell にサインインしてアクセスできます。 お使いの PC やラップトップに何もインストールしなくても使用できます。
ここでは、PowerShell の詳細を学習するのに役立つコマンドを実行します。 PowerShell は一夜漬けできるようなものではありません。コマンドを 1 つずつ学習します。 コア コマンドレットを効果的に使用することで、学習速度を上げることができます。
コマンドを見つける
コマンドを見つけるには、Get-Command
コマンドレットを実行します。 このコマンドレットを使用すると、システムにインストールされているすべてのコマンドレットを検索できます。 シナリオに合ったコマンドレットだけに検索結果を絞り込むには、フラグを使用します。
このシナリオでは、ファイルの操作に役立つコマンドレットを探しています。
-Noun
フラグを指定してGet-Command
コマンドを実行します。 ファイルに関連するものを検索するには、File*
を指定します。Get-Command -Noun File*
応答には、次のようなテキストが表示されます。
CommandType Name Version Source ----------- ---- ------- ------ Cmdlet Get-FileHash 7.0.0.0 Microsoft.PowerShell.Utility Cmdlet Out-File 7.0.0.0 Microsoft.PowerShell.Utility Cmdlet Unblock-File 7.0.0.0 Microsoft.PowerShell.Utility
コマンドレット
Get-FileHash
、Out-File
、Unblock-File
はすべて、クエリに一致します。 これで、管理可能な応答ができました。 応答をさらにフィルター処理するには、クエリに-Verb
パラメーターを追加します。Get-Command
を実行します。 フラグ-Verb
と-Noun
を指定します。Get-Command -Verb Get -Noun File*
結果は次の出力のようになります。
CommandType Name Version Source ----------- ---- ------- ------ Cmdlet Get-FileHash 7.0.0.0 Microsoft.PowerShell.Utility
今度は、
-Noun
パラメーターと-Verb
パラメーターの両方を指定したため、検索に一致するレコードは 1 つだけです。
作業しているドメインはファイル管理であるため、名詞として File
を指定しました。 そのドメイン内で行うことがわかっている場合は、-Verb
パラメーターを指定できます。 1 つまたは 2 つのパラメーターを使用すると、必要なコマンドレットをすばやく見つけることができます。