スキーマを処理する
SQL Server データベース システムでは、テーブルを "スキーマ" 内で定義してデータベース内に論理名前空間を作成します。 たとえば、Customer テーブルは Sales スキーマ内で定義され、Product テーブルは Production スキーマ内で定義されます。 データベースでは、顧客が行った注文の詳細を Sales スキーマ内の Order テーブルで追跡します。 また、その後、Production スキーマ内の Order テーブルで製品コンポーネントのサプライヤからの注文を追跡することが必要になる場合もあるでしょう。
SQL Server などのデータベース システムは、階層的なネーム システムを使用します。 この複数レベルの名前付けは、異なるスキーマ内の同じ名前のテーブルを明確に区別するのに役立ちます。 オブジェクトの "完全修飾" 名には、データベースが格納されているデータベース サーバー インスタンスの名前、データベースの名前、スキーマ名、テーブル名が含まれます。 たとえば、Server1.StoreDB.Sales.Order となります。
単一のデータベースのコンテキスト内でテーブルを操作する場合、スキーマ名を含めることによってテーブル (およびその他のオブジェクト) を参照するのが一般的です。 たとえば、Sales.Order とします。