Azure Virtual Desktop を使用する場合
Azure Virtual Desktop とは何かがわかったところで、Azure Virtual Desktop に最適なシナリオについて説明します。
Azure Virtual Desktop を選択するタイミング
次の表は、Azure Virtual Desktop が組織にとって良い選択肢となるビジネス ニーズと適用可能なシナリオを示しています。
ビジネス ニーズ | 説明 |
---|---|
セキュリティと規制 | さまざまな組織のユーザーが適切なレベルでアクセスできるようにしながら、データと組織リソースを安全に保ちます。 業界および地域の規制への準拠をサポートする文書とシステムを活用します。 シナリオ: - 金融サービス - 医療 - 政府機関 |
弾力性のある人材 | Azure Virtual Desktop を拡張して、要求に応じてサービスにアクセスできるようにします。 シナリオ: - 吸収と合併 - 短期労働者 - 請負業者とパートナー |
リモート従業員 | 自分のデバイスを使用して、どこにいても高い生産性を維持できるようにすることで、従業員固有のニーズに対応します。 シナリオ: - BYOD およびモバイル - コール センター - 支店従業員 |
専門的なワークロード | 特殊なソフトウェアまたは古いソフトウェアで実行する必要がある可能性があるアプリまたはデスクトップへのアクセスを提供します。 シナリオ: - デザインとエンジニアリング - 従来のアプリ - ソフトウェアの開発とテスト |
Azure Virtual Desktop を選択しない場合
Azure Virtual Desktop は、オフライン シナリオに適していません。 クラウドの Azure で実行されます。 Azure Virtual Desktop リモート アプリとデスクトップに接続して使用するには、ユーザーがオンラインである必要があります。
Azure Virtual Desktop は正しい選択ですか?
会計事務所のシナリオを最初のユニットから再考しましょう。 このシナリオの要点は次のとおりです:
- ユーザーはどこからでも、どのデバイスからでも作業できる必要があります。
- 税務シーズン中、顧客のニーズと納税期限を満たすために短期労働者を雇います。
- 税務ソフトウェアは年ごとに変化し、組織にはサポートするのが難しい従来のアプリケーションがいくつかあります。
- 従業員が作業を行うために必要なアプリに、安全で一貫性のある高性能なエクスペリエンスを提供する必要があります。
Azure Virtual Desktop はこれらすべてのシナリオをサポートできるため、この組織にとって良い選択となりえます。