"アクセスが拒否されました" というエラーが表示され、SQL Server が起動しない
適用対象: SQL Server
現象
SQL Server インストール フォルダーに対して十分な権限を持たないアカウントで実行するように Microsoft SQL Server サービスを構成すると、SQL Server は起動せず、サービスの起動方法に応じて、次のようなエラー メッセージが返されます。
サービス アプレットを使用する方法:
ローカル コンピューターの Windows で SQL Server (MSSQLSERVER) サービスを起動できませんでした。
エラー 5: アクセスが拒否されました。コマンド プロンプトを使用する方法:
C:\Users\username>NET START MSSQLSERVER
システム エラー 5 が発生しました。
アクセスが拒否されました。
解決方法
システム ログを開き、次のようなエラー メッセージ エントリが表示されることを確認します。
Log Name: System Source: Service Control Manager Date: <Datetime> Event ID: 7000 Task Category: None Level: Error Keywords: Classic User: N/A Computer: <Server name> Description: The SQL Server (MSSQLSERVER) service failed to start due to the following error: Access is denied.
Microsoft SQL Server 構成マネージャーまたはサービス コントロール マネージャーを使用して、SQL Server サービスのサービス アカウントを確認します。
SQL Server のインストール フォルダー (
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL15.MSSQLSERVER\MSSQL\Binn
など) に移動し、次の操作を行って、SQL サービス アカウントの有効なアクセスを確認します。- ファイルまたはフォルダーを右クリックし、 Propertiesを選択し、 Security タブを選択します。
- [ Advancedを選択し、 [Effective Access ] タブを選択し、[ユーザーの選択] 選択して SQL サービス アカウントに入力するか、一覧から選択します。
- アクセス許可の問題を理解して解決するには 有効な アクセスを選択します。 たとえば、拒否アクセス許可が SQL Server サービス アカウントのメンバーであるユーザーまたはグループに追加された場合は、拒否アクセス許可を削除し、SQL Server サービスを再起動します。
Note
Process Monitor ツールを使用して、アクセス許可の問題を特定して分離することもできます。 プロセス モニターからの出力例の次のスクリーンショットは、アクセス拒否エラーを生成する <DomainName>\sqlsrvlogin SQL Server サービス アカウントを示しています。