次の方法で共有


.NET のコード分析を手動で実行する

既定では、.NET Compiler Platform (Roslyn) アナライザーは、ビルド時および入力時に、C# または Visual Basic コードを自動的に分析します。 そのため、通常はコード分析を手動でトリガーする必要はありません。 ただし、コード分析を手動でトリガーする場合があるシナリオもあります。

  • 特定のプロジェクトまたはソリューション内のすべてのファイルについて、コード分析の警告を表示します。 既定では、ライブ コード分析でアナライザーの実行対象となるのは、アクティブ ドキュメントのみです。 ただし、プロジェクトまたはソリューション全体でコード分析を 1 回トリガーすることもできます。 または、継続的なライブ コード分析を有効にして、ソリューション全体に対して実行することもできます。 詳細については、「.NET 用コード分析ルールを構成する」を参照してください。
  • 継続的なライブ分析またはビルド時分析よりも、オンデマンドのコード分析実行ワークフローの方が望ましいです。 その場合は、ライブ分析時およびビルド時のアナライザーの実行を無効にすることができます。 その後、プロジェクトまたはソリューションに対してコード分析を手動で 1 回トリガーできます。 分析を無効にする方法については、「.NET のソース コード分析を無効にする」を参照してください。

Note

コード分析を手動で実行するには、Visual Studio 2019 バージョン 16.5 以降が必要です。

手動でのコード分析の実行

コード分析を手動で実行するには、次の手順に従います。

  1. Solution Explorer で、プロジェクトを選択します。

  2. [分析] メニューから、[コード分析の実行]>[<プロジェクト名> に対してコード分析を実行] を選択します。

  3. または、ソリューション全体でコード分析を実行するには、[分析]>[コード分析の実行]>[ソリューション上] を選択します。

    コード分析は、バックグラウンドで実行が開始されます。 Visual Studio のステータス バーの左下隅に、['<プロジェクト>' のコード分析を実行しています] というメッセージが表示されます。 コード分析が完了すると、ステータス メッセージが ['<プロジェクト>' のコード分析が完了しました] に変わります。 エラー一覧は、すべてのコード分析診断で更新されます。