IDiaStackWalkFrame
IDiaFrameData::execute メソッドの呼び出し間でスタック コンテキストを保持します。
構文
IDiaStackWalkFrame : IUnknown
Vtable 順序のメソッド
次の表に、IDiaStackWalkFrame
のメソッドを示します。
メソッド | 説明 |
---|---|
IDiaStackWalkFrame::get_registerValue | レジスタの値を取得します。 |
IDiaStackWalkFrame::put_registerValue | レジスタの値を設定します。 |
IDiaStackWalkFrame::readMemory | イメージからメモリを読み取ります。 |
IDiaStackWalkFrame::searchForReturnAddress | 指定されたスタック フレーム内で、最も近い関数のリターン アドレスを検索します。 |
IDiaStackWalkFrame::searchForReturnAddressStart | 指定されたスタック フレーム内で、指定されたアドレスまたはその近くのリターン アドレスを検索します。 |
解説
このインターフェイスは、プログラムの実行中に、レジスタの読み取りと書き込み、およびメモリへのアクセスとリターン アドレスの検索のために使用されます。
呼び出し元に関する注意事項
クライアント アプリケーションでは、このインターフェイスを実装し、インターフェイスのインスタンスを IDiaFrameData::execute メソッドに渡します。 このインターフェイスの同じインスタンスが繰り返し使用されることで、execute
メソッドの各呼び出し時にレジスタの状態が維持されます。 execute
メソッドでは、このインターフェイスがリターン アドレスの決定にも使用されます。
要件
ヘッダー: Dia2.h
ライブラリ: diaguids.lib
DLL: msdia80.dll