テスト領域 7: 共有
このテスト領域では、[共有] コマンドを使用して場所間で項目を共有します。
共有操作とは、ソース管理ファイル階層内の 2 つ以上の場所の間におけるファイルおよびフォルダー項目の見かけ上の重複です。 サーバーで実際に重複が発生することはありませんが、ユーザーには指定された 2 つ以上の場所で同じファイルが表示されます。 共有項目のいずれかに変更が加えられるたびに、その変更が他のすべての共有場所に表示されます。
フォルダーへの共有は、ソース管理下のファイルをその中に少なくとも 1 つ含むフォルダーを選択した場合に機能します。 次の条件の場合、[共有] コマンドは無効になります。
選択したフォルダーが空のフォルダーの場合。
実際のフォルダーがあるが、ソース管理ファイルが含まれていない場合。
仮想フォルダーがある場合は、ソース管理下にあるファイルがその中に存在するかどうか。
リモート サイト Web プロジェクトがある場合。
コマンド メニューへのアクセス
このテスト ケースでは、次の Visual Studio 統合開発環境のメニュー パスが使用されます。
共有: [ファイル] -> [ソース管理] -> [共有]。
想定されている動作
共有ファイルが共有場所に表示されます。
ソース管理のバージョン ストア履歴を表示すると、ファイルが共有されていると表示されます。
共有ファイルを編集すると、ファイルの両方の場所が編集されます。
テスト ケース
次に示すのは、共有テスト領域の特定のテスト ケースです。
アクション | テスト手順 | 確認が必要な想定される結果 |
---|---|---|
ソース管理下にある読み込まれたプロジェクトから、読み込まれた別のプロジェクトにファイルを共有する | 1. 新しいプロジェクトを作成します。 2. 2 番目のプロジェクトをソリューションに追加します。 3. 最初のプロジェクトに含まれていない名前を使用して、2 番目のプロジェクトでファイルを作成します。 4. ソース管理にソリューションを追加する。 5. 最初のプロジェクトを選択します。 6. [共有] ダイアログ ボックスを開きます ([ファイル] -> [ソース管理] -> [共有])。 7. 2 番目のプロジェクトのファイルを最初のプロジェクトに共有します。 8. メッセージが表示されたら、[チェックアウト] を受け入れます。 |
想定されている一般的な動作。 |
あるプロジェクトから別のプロジェクトにファイルを共有する | 1. 新しいプロジェクトを作成します。 2. それをソース管理に追加します。 3. ソリューションを閉じます。 4. 2 番目のプロジェクトを作成します (新しいソリューション)。 5. ソース管理にソリューションを追加します。 6. プロジェクトを選択します。 7. [共有] ダイアログ ボックスを開きます ([ファイル] -> [ソース管理] -> [共有])。 8. 以前に追加したプロジェクトのファイルを開いているプロジェクトに共有します。 9. メッセージが表示されたら、[チェックアウト] を受け入れます。 |
想定されている一般的な動作。 |
プロジェクトの一部ではないファイルをソース管理から現在読み込まれているプロジェクトに共有する | 1. 新しいプロジェクトを作成します。 2. ソース管理にソリューションを追加します。 3. プロジェクトまたはソリューションの一部ではないファイルをソース管理に追加します。 4. プロジェクトを選択し、[共有] ダイアログ ボックスを開きます ([ファイル] -> [ソース管理] -> [共有])。 5. [共有] ダイアログ ボックス内で、現在のプロジェクトまたはソリューション内に存在しないファイルを選択し、共有します。 6. メッセージが表示されたら、[チェックアウト] を受け入れます。 |
ソース管理ストアで Get が実行されたので、ファイルは現在プロジェクトのローカルの場所にあります。 |
同じプロジェクト内のファイルを別のフォルダーに共有する | 1. [ツール] -> [オプション] -> [ソース管理] で [自動的にチェックアウトする] を選択します。 2. 新しいプロジェクトを作成し、ソース管理に追加します。 3. プロジェクトにフォルダーを追加します。 4. フォルダーにファイルを追加し、フォルダーをチェックインします。 5. フォルダーを選択します。 6. [共有] ダイアログ ボックスを開きます ([ファイル] -> [ソース管理] -> [共有])。 7. 選択したフォルダーにファイルを共有します。 |
想定されている一般的な動作。 共有に使用される前に、フォルダーはその中のファイルでチェックインされている必要があります。 |
読み込まれたプロジェクトにフォルダーを共有する — 再帰 | 1. 新しいプロジェクトを作成します。 2. ソース管理にソリューションを追加します。 3. プロジェクトを選択します。 4. [共有] ダイアログ ボックスを開きます ([ファイル] -> [ソース管理] -> [共有])。 5. フォルダーを選択します。 6. フォルダーを再帰的にプロジェクトに共有します。 |
想定されている一般的な動作。 |
あるプロジェクトから別のプロジェクトに複数のファイルを共有する | 1. 複数のファイルを含む新しいプロジェクトを作成します。 2. ソース管理にソリューションを追加します。 3. ソリューションを閉じます。 4. 新しいソリューションで新しいプロジェクトを作成します。 5. ソース管理にソリューションを追加します。 6. プロジェクトを選択します。 7. [共有] ダイアログ ボックスを開きます ([ファイル] -> [ソース管理] -> [共有])。 8. 以前に作成したプロジェクトの複数のファイルを現在開いているプロジェクトに共有します。 |
想定されている一般的な動作。 |